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賃貸物件でレンタルスペースをやってみた。

こんにちは、伊東です。
2021年の後半から副業としてレンタルスペースを運営しています。

今回は

  • レンタルスペースって賃貸でもできるの?

  • どれくらいの初期費用がかかるの?

  • 正直、儲かる?

という疑問に対して、実体験をもとに解説いたします。


どんなレンタルスペースを運営している?

僕が運営しているレンタルスペースの用途としては

  • テレワーク

  • 会議室

  • 勉強・レッスン

賃貸をレンタルスペースにしているので騒音や汚れがない用途で利用いただくようにしております。

instabaseに掲載されている情報

このレンタルスペースの売りは以下。

  • 白を基調としたクリーンなスペース

  • 比較的速いWi-Fi

  • 豊富なコード、ポート

  • 周辺エリアでは最安

  • 駅から徒歩圏内

ガジェット好きなお客さんに「ここの運営は分かってる」と思われるような空間作りをしてきました。

ここ1年半でほぼ毎日、たくさんの方にご利用いただいています。

もちろん営業時間外やレンタルされていない時間は自分でも使用しています。

始めた経緯は?

レンタルスペースを始めたきっかけはフリーランスになって「仕事場が欲しい」と思ったことです。
また、自分の好きなクリーンでおしゃれな空間を作りたいなんて夢もありました。

家やカフェ以外で仕事場といえば、コワーキングスペースやレンタルスペースが挙げられます。

ただ、何にしても毎回予約したり、営業時間を気にしたりする必要がありますよね。

そこで思いついたのが「事務所」。

自宅以外にもうひとつ拠点を持つことで気軽に作業場を変えられるのは事務所のメリットですよね。

ただ、ここで問題となるのが「家賃」。
安くても3万円、アクセスが良いところだと7~8万円なんてザラにあります。

売上がそこまで多くない弱小フリーランスの僕にとってその数万円がものすごくもったいなく感じてしまったのです。

そこで思ったのです。
自分の事務所を収益化すればお得なのでは…?

「さらにレンタルスペースについてブログで発信することでそのブログからも収益が得られてウハウハなのでは…?」とも思ったり…。

始めたきっかけを日記としてまとめてます。興味があればぜひ!


始める時にかかった時間やお金は?許可は必要?

始めるまでにかかった期間

思い立ってからレンタルスペースを始めるまでにかかった期間は1ヶ月半。
我ながらスピード感のある決断でした。

始めるまでの手順の概要は以下。

  1. レンタルスペースについて調査

  2. 開業までの期間や予算を軽く算出

  3. ネットで物件探し

  4. 不動産屋さんへ内見予約

  5. 内見日時まで詳細な構想

  6. 内見→物件決定

  7. 審査→契約

  8. スペース設営

  9. サービス登録

レンタルスペースを始めるまでのストーリー

レンタルスペースを始めるまでのストーリーと詳細は記事でまとめてますので興味があればご覧ください!

始めるために必要だったお金

レンタルスペースを始めるために必要だったお金は約50万円。

  • 賃貸初期費用:約20万円

  • 設備・備品:約25万円

  • その他備品や消耗品の備蓄など:約3万円

構想段階で50万円くらいの予算を算出していたので予想通りでした。

必要な備品リストもまとめてますのでご覧ください!

物件選びや許可について

物件を選ぶ際、大家さんからの許可はもちろんいただいています。
家主からするとレンタルスペースにあまりいい印象を持っていないのが本音。
そこでうまく説明し、理解を得ることで円滑に交渉することができるのです。

物件選びや交渉の方法もまとめております。
詳細に興味がある方は是非ご覧ください!


運営にかかるランニングコストは?

ランニングコストは毎月6〜7万円を前後しています。
稼働時間は毎日5~15分程度清掃をしています。

ランニングコストの詳細は以下。

  • 家賃:55,000円

  • ネット:5,000円

  • 水道光熱費:~5,000円

  • その他備品:1,000円程度

家賃とネットだけで約60,000円。
ちょっと高い…。

備品に関しては備蓄があるのでそれをうまく活用しながら必要なものは買い足す形にしています。

運営してみてわかったこともまとめていますので詳細知りたい方は以下からご覧ください。

ダブルブッキングの心配は?

予約システムを使用していて大きな懸念となるのが「ダブルブッキング」ですが、幸いなことに今まで一度もありませんでした。

レンタルスペースを掲載するほとんどのサービスが「Googleカレンダー連携」という機能があり、そのおかげでダブルブッキングを心配することなしに運営が可能です。

使えない時間やお休みの日にはGoogleカレンダーに登録さえしていれば予約システムにも反映されるので、予約システムを開いたり閉じたりする必要もありません。

ダブルブッキングについてもまとめていますので興味があればご覧ください。

正直、儲かるの…?

結論:1つ運営するだけでは儲からない。
1ヶ月あたりの売上は7~8万円、利益は1~2万円。

ここでの売上はレンタルスペースを掲載されるサービスへの手数料を差し引いた額となります。

正直なところ、レンタルスペースを副業にするのはおすすめしません。
賃貸ならランニングコストが高いのでなおさらです。

レンタルスペースをするなら本業にして複数運営がいい

これからもし拡大させるとしたら以下の方法を取ります。

  • 本業にして

  • 中古の物件を購入してしまって

  • 20〜30の施設を運営

  • 25年から35年以上の長期運用

もしくは

  • 中古の物件を購入してしまって

  • 賃貸として貸し出す

やっぱり「中古物件を購入」という形が一番良いと思いました。
500~600万円の物件はローンで毎月約1~3万円。
そこで月々7~8万円の売り上げがあるなら利益もそれなりに出ます。

そんなことするなら賃貸物件として貸し出してしまえば安定的に売り上げがあるのです。
元も子もない話ですが、一番合理的な結論に至ってしまった気がします…。

反省とここから学んだこと

ここまでレンタルスペースをやってきて、何より「自分の好みの空間を作る」という作業がとても楽しい体験だと感じました。
もちろん反省や学んだこともあるのでここでまとめさせていただきます。

課題がビジネスを生む

レンタルスペースを始めたきっかけに戻りますが、

  1. 自分の好きな空間や作業場が欲しい(願望)

  2. お金がかかる(課題)

  3. 収益化すればいい(結論)

という思考でした。

何かを始めたい、何かが欲しいといった願望には必ず何かを支払ったり、諦めたりする必要があります。
トレードオフの関係」とも言いますよね。

そこでケチな僕は「お金がかかること」をひとつの課題として踏み切れずにいました

その課題を踏み切れずに諦めるのもひとつの手です。
でも、諦めきれず何か別の方法がないかを考えた結論が「レンタルスペース」だったのです。

このような形で課題がビジネスを生んだのです。

実店舗運営のノウハウ

今まではWeb制作をしているというのもあって「実店舗を経営する」なんて経験は全くありませんでした。

実際に店舗運営をしてみて、集客方法や売上や予算の管理、ツールについての知識、toC向けのお客さんの属性・質などがなんとなく分かってきた気がします。

本業のWeb制作に与えた影響

レンタルスペース運営では本業のWeb制作に与えた影響は「集客方法」です。

特に「Google Business Profile」に触れられたのは大きな影響を与えてます。
自分の店舗を持ち、マップに表示されるように試行錯誤してきました。
その経験から、本業のWeb制作のクライアントへと自信を持って提案できるようになりました。

まとめ

レンタルスペースは楽しく、学ぶことが多いスモールビジネスでした。

僕がやってきたレンタルスペースの試行錯誤は「my base Diary」にまとめておりますので、これからレンタルスペースを始めてみたい人は是非ご覧ください。


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