妹、猫を飼う

母が猫を飼ってから、すっかり私の頭の中は「猫ちゃん」だらけになってしまった。
私だけではなく、妹の頭の中も「猫」一色になっていたらしい。

今回は、そんな妹が"爆速"で猫を飼うに至ったお話。

先週、私が実家から戻ったあと、妹とのLINEの内容は猫の話ばかり。
母が猫を飼う事になってから、妹は脳内で猫を飼い始めたらしい。猫に触らずにはいられない心境になっていた。

この気持ちを抑えるために、
とりあえず猫カフェに行って癒やされてから、
ついでにペットショップに(実家の)猫の報告に行こう、という事になった。



翌日、待ち合わせて猫カフェで１時間を過ごす。　

妹「猫種よりも、(お目当ての子に)出会ってしまったら何でもいいよねー。ま、飼えないけど。」

そんな話をしながらペットショップへ。
私が店員さんに色々相談をしていると、後ろで何やら妹が興奮している。

妹「出会ってしまった〜」

ん？

妹「心臓がドキドキするよ〜。この子以外、考えられない…」

あら。

肉球を進んで触らせてくれる、まるで犬のような性格の猫ちゃんにハートを射抜かれたらしい。
出会いって突然なんですね（笑）



この時まで、妹は猫を飼う気が全く無かった。
飼いたいけれども、家族がどう思うかわからないし、自分一人で決められる事でもないし。

しかし、出会ってしまったあの子を諦めきれない。


ここからが早い。
出会いから２日目、妹は旦那を連れてペットショップへ。まずは抱っこさせて感想を聞く。

３日目、息子をペットショップへ。以下同文。

４日目、家族会議の末、飼うことに決定。

早い！早いですよ。
飼う気がなかったのに、この勢いです(笑)



出会ってしまってから、１週間後。
ケージ等すべて揃ったので、私も一緒に猫ちゃんを引き取りに行った。


引き取りの帰り道、
「猫カフェに行った時は、まさか飼うとは思ってなかったのになー」と妹。
目まぐるしい１週間だったらしい。


妹の「どうせ飼えない」という不安からの思い込みを、家族が解決してくれたらしい。
不安を１つずつ話す、言葉に出すことで、みんなで解決策を考える。そして結論を出したらしい。
なんて優しい家族なんだろう。


最後は、家族みんなが、猫ちゃんを楽しみにしている状況になったらしい。
本当に良かった。
脳内で猫を飼っていたのが、現実になった。

母が「猫を飼いたい」という夢が叶ったのと同様に、また１つ望みが叶った。それも"爆速"で。


そんな現実が私の世界にあることが、
とても嬉しい。


「望みって叶うんだよ」って事実を見せられたら、「望みは叶わない」って思い込みを、また一つ外せるんだから。


「望めば叶うのは当たり前」
そんな世界が、また少し近づいていたらいいな。

そんなことを考えた１日でした。



それにしても、この「猫旋風」
私の周囲で、吹き荒れまくっております。
どうしたもんだか……(笑)