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道徳科の学習指導要領をはじめて読んでみた。子育てにめっちゃ役立つ予感しかない。
noteを毎日書く2021年12月にしたいなと思う24日目!昨日は通知表について書いたので、今日は少し関連する話題です。
タイトルにもあるとおり、道徳の教科に踏み込んでみました。通知表にも話題に上がることがないので、子どもが実際にどのような活動をしているのか深くは知らない方が多いのではないでしょうか?
しかし、後につづる通り、調べてみると親として子どもに対して持っておきたい心構えや観点がまとめられている気がしますので、一読することをおすすめします。
はじめに
息子の学級では学級通信が数日に1通いただけています。おかげで学校でどんなことをしているのかが目に見えて良かったです。通信を出すことは義務ではないし、お疲れ様です。ありがとうございます。
さて、そんな学級通信の2学期のしめくくりの中に「子ども達の成長が感じられた瞬間」に道徳の授業が取り上げられていました。光村図書1年の教科書「にわのことり」という教材です。
道徳の学習指導要領
前から読みたいなと思っていて、なかなか手が伸びなかった道徳の学習指導要領にようやく手が伸びました。あわせていつも通りではありますが教科書会社が作成している「年間学習指導計画・評価計画資料」(光村図書)も。
しばらく前提、まえおきのような記載が続きますことご容赦ください。
道徳教育と特別の教科「道徳科」
道徳科は教科書がありますが、学校での活動全体で目標を目指しているそうです。道徳の教科書はあくまでも要であるという表現が使われていました。
道徳は数年前に教科になりました。教科になったからといって成績がつけられるわけではありません。(つけられなさそう)
目標
目標は次の通りです。
(「第3章 特別の教科 道徳」の「第1 目標」)
第1章総則の第1の2の(2)に示す道徳教育の目標に基づき,より
よく生きるための基盤となる道徳性を養うため,道徳的諸価値について
の理解を基に,自己を見つめ,物事を多面的・多角的に考え,自己の生
き方についての考えを深める学習を通して,道徳的な判断力,心情,実
践意欲と態度を育てる。
お堅いですが、いいなって思います。自己を見つめること、物事を多面的・多角的に考えることは子どもの成長を感じられる要素のように思えます。
四つの視点
道徳という教科の定義を語るのも良いですが、もう少し具体的なものから注目してみます。具体的には児童に四つの視点を育むことがねらいとされているようです。なるほどなるほど。
A. 自分 / B. 人 / C. 社会 / D. 自然
自分と向き合い、人との関わり方、そして社会との接点を考え、最終的には自然と向き合う道徳心を養うという構造なのでしょうか?
指導の観点
観点は学習指導要領の26頁に記載がありました。一部のスクショになりますが雰囲気は伝わると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1640442840231-E2ezsmhQgN.png?width=1200)
いいですね。こうやって言語化されていると、普段の子育てにおいても自分が今何を教えたいと思っているのかが分かりそうです。
上記も含め、他教科でも児童の心の発達段階は〔1、2年生〕〔3、4年生〕〔5、6年生〕のように幅を持って捉えられています。
道徳の教科書「二わのことり」
「年間学習指導計画・評価計画資料」(光村図書)もによると、B(9)の友情や信頼にが指導の観点となっており、あらすじはねらいを見れば大体わかります👇
やまがらの誕生日会に行くか,うぐいすの家での音楽会の練習に行くか迷うみそさざいの姿を通して,友達のためにできることについて考えさせ,友達と仲よくし,助け合おうとする実践意欲と態度を育てる。
息子との会話
冒頭にも書いた通り、学級通信の報告が本当であれば、息子にも何かしら印象に残っていると思い聞いてみました。
👦「○○はやまがらの誕生日会にいくことを選んだよ」
👨「なんで?」
👦「だって誕生日は1回しかないから」
👨「なるほどー」
たったこれだけの会話ですが、とても意味があったように感じます。授業の様子や展開として「やまがら」を選ぶさまざまな理由が想定できます。
かわいそう、さみしそうだから
人数が少ない方が好きだから
やまがらさんと普段から友達だから
などなど、主人公になりきればいくらでも考えられそうです。そんな中、息子が「1回しかないから」という理由を考えたことは、どこか性格や思考のクセのようなものを垣間見たように感じたからです。
かわいそう、さみしそうという感情ももちろん大切なのは当然だとして、1回しかない希少性、そしてその客観的な判断軸も持っているんだなと感じました。
おわりに
いかがでしたか?道徳の学習指導要領や教科書に興味を持てたのではないでしょうか?ぜひ皆さんも年末年始一読の価値ありです。
では、この記事はここまで。バイバイ!
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