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首里城の赤瓦

2019年火災で焼けてしまった首里城の赤瓦を分けていただくというプロジェクトに勤務校が参加しています。営利目的でなければ自由に使ってよいとのことで同僚の先生に連れて行っていただき、実物を見てきました。

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青空が広がり、時折ホッとする涼しい風が吹く素晴らしいお天気。丘の上から海を見下ろすこの場所は、城が建つべくして建っていた場所なのです。

瓦の配布は、首里城からほど近い場所で行われていたのですが、まず驚かされたのは、瓦のついた煤などの汚れを手作業で洗浄していたことです。しかも炎天下の屋外で。

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この作業はボランティアなどによるものではなく、業者に委託して行われていました。火災なので素人任せにできるものではないのだそうです。

洗浄されたものは、大中小の大きさに分けて大きな袋にいれられています。今日も県内の高校がたくさん引き取って行ったそうです。

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今回のプロジェクトは「赤瓦」ですが、台座(柱が建っていた)や琉球石灰岩もあり、今後再利用の募集が行われるかもしれません。

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この赤瓦をいただいて、さて、どんな利用法があるでしょう?生徒たちにパスして考えてもらうそうです。私たちの想像が及ばないくらい沖縄の方々は首里城を愛していますが、一方、生徒たちは案外首里城について知りません。燃えている首里城を前に涙を流す大人たちを見た中高生たちが、その一部であり城が持っていたであろう何かが染みついている瓦の一部をどのように生かす方法を考えてくれるのか、とても楽しみです。


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