見出し画像

働き方改革

私が教員になったころは、よく「先生は夏休みがあっていいね」と言われたものですが、実際には年末年始もろくに休めない状況でした。ここ数年、ようやく教員の働きすぎが認知されてきて、私自身も時間外や休日に働くことが当たり前ではないのだと知りました。

画像1

皆さんのイメージする「熱心で素晴らしい先生」はどんな先生でしたか?放課後でも休日でも自分たちの活動を支えてくれたり、相談に乗ってくれたり、自分の生活は二の次で、生徒のために全力を尽くしてくれる、そんな人が「忘れられない先生」ではないでしょうか?そんな生徒や保護者の思いに応え、自分自身もそんな理想を持っている素晴らしい先生ほど、無償で文句も言わずに、時間外に働き、中には体や心を病み、場合によっては命を落とされることも。理想を持ちながら退職された方も数多くいます。

教員を続けられている人は、上手に手を抜ける人か、スーパータフネスな人だけかもしれません。

画像2

今、働き方改革で、先生の仕事をなんとか8時間で収めようと管理職たちがあれやこれやと試行錯誤しています。が、フツーに無理なんです。通常の時間割のほかに、補講や受験対策を行い、部活動の指導をしたら、8時間に収まるはずがないのです。私はあまり残業しない方の教員でしたが、それでもだいたい11~12時間は学校にいて、休日もよく出勤していました。仕事が山のようにあるというよりは(まあ、あるといえばありますが)、生徒が活動していたら放って帰るのは難しいのです。

画像3

画像4

これまでと同様の教育サービスを学校が担うのであれば、教員数を増やし勤務を二交代制にするのはどうでしょう?補講や部活指導を外部に委ねる方法も有効ですが、やはり先生たちはそれらの仕事をやりたいと思っている場合も少なくないのです。
教員が毎日ハッピーでいたら、生徒たちもきっとハッピーで、未来と自分の成長にワクワクできると思うのです。

画像5

#​日記#教育#働き方改革

いいなと思ったら応援しよう!