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ニライカナイに思いを馳せて

沖縄復帰50周年の今年、朝ドラや琉球展など沖縄に関する話題が目につくようになった。

ちょうどその頃、私にも沖縄ブームが。なんとなく就活対策として読書していたところ、気づいたら沖縄を舞台にした本ばかりに手を付けていた。それらの本には必ずといってもいいほど「ニライカナイ」という言葉が登場する。主人公がニライカナイを見て故人を想ったり、神様がニライカナイからたくさんの宝物をもってやってくると信じていたり…

そんな沖縄の人の心のそばにあるニライカナイ。海の向こうをみて、ニライカナイに思いを馳せる人々の心を私も感じてみたい!そう思い立って、いざ沖縄へ!

まだ梅雨明けしておらず、どんよりとした天気の沖縄に到着。サトウキビ畑が広がり、すぐ近くには青い海が広がっていると思っていたのだが那覇は想像以上に都会で驚いた。

さて、どこから海を眺めるか。静かで綺麗な海よりもあえて人の生活を感じる場所から海を見てみるのもいいなと感じて、そんな場所を見つけ堤防に座って日の入りを待つ。

背後から聞こえる車の音。観光を楽しむ人の声。タプタプと堤防にあたる波。雲の切れ間から差し込む日で光る水面。そして遠くに見える海と空の切れ目。

その先になにがあるのか。

地図でググれば知ることができる。船でその先に向かうこともできる。

でも、見えないからこそ、見えるものがある。

ニライカナイはそれを教えてくれた。







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