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薬もらうなんて生理は病気じゃん

過去の私が自分に思っていたこと。

私は自分自身に病気という言葉を向けてしまうくらいにPMDDの時の私が嫌いだったのです。


PMDDで1ヵ月に一度壊れる私が一番最初に頼ったのは、心療内科でした。
ネットで色々調べた結果、自分の症状がPMDDだけなのか付随して他の病気も発症しているのか
自分では判断がつかなかったからです。

できるだけ遠いところに通いたいな、感じがよくPMDDに理解があるところがいいなと予約をとって
向かったその心療内科では、赤ちゃんの子守唄のような音楽が繰り返し流れていたことを覚えています。

PMDD明けの比較的通常のメンタルでその場にいた私は、この気持ちをどう表現していいかわからなくなりました。


こういうと大変、偏見のカタマリであり不躾ではありますが、訪れている患者さんはみんな「ふつう」でした。
ぼうっと天井をみたり、ずっとスマホを触ったり、読書をしたり。
こうやって普通に日常に溶け込めそうな人がたくさんこういう場にいるということに私は安心しました。

外的要因で心を傷つけられたわけでもない、何もない私がこんなところにいていいのか。
世の中の女性の大半が自分自身で症状を抑えられているのに、どうして私はこうも弱くて、みんなが耐えられることが耐えられないんだろう。
自分が恥ずかしい気持ちと、ここにいる人たちが勝手に仲間のような気持ち。

優しいおじさん先生は、私の話をひととおり聞いてPMDDと不安障害の疑いという診察をしてくれました。
採血してくださった看護士さんも、大変よねえ女の人は。個人差もあるしねえ。と優しく声をかけてくれたのを覚えています。

精神安定剤を数種類と、女性ホルモンに効く漢方薬を処方してもらった記憶があります。
精神安定剤を処方されたときには安心感がもちろんありました。
が、同時に本当のことを言うと悲しかったのです。
自分が精神安定剤をもらわなければいけないくらい、生理に負けていると思うとなんだか情けなく悲しい、悔しい気持ちになりました。


同じ思いをしている人に言いたいのは、PMSやPMDDになるのはあなたも誰も悪くないです。
私は今でも、毎月の不安定が来ると一番に自分を責めています。
でも、そんな私だから、他の人にはそんな思いを抱かないで欲しいと思います。

#生理 #PMS #PMDD #女性

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