私の父

突然ですが、私の父は一昨年の年末に肺癌と診断されました。

父は自営業で、昭和から平成を一生懸命に仕事をし、いいことも悪いこともたくさん経験して、家族より仕事を選び、突き進んで生きていたんだと思います。母から聞いた話だと、その分たくさん好き勝手に遊んでたようですが…笑。


父は癌がわかったとき、治療は絶対しないと言いました。
『今まで好きなことをしてきたからもうええんや!誰でも一回は死ぬんやで。』と…
きっと不安は誰よりもあるはず、それでももう死んでも悔いはないということなんやと思いました。
すごく心に刺さる言葉でした。


私は結婚して10年以上、夫の金銭トラブルに振り回されています。
子どもがいるので、離婚しないようにと毎回お金を肩代わりしてきました。しかし、そんなこともいつまでも続かない。自分たちで貯めた貯蓄は今年でほぼなくなりました。
このままでは、父が孫のためにと少しずつ貯めてくれているお金までなくなるんじゃないかと…
私は今のままでは父のようには死ねないなと気付きました。


私が小さい頃から、夜は飲みに行って家に居ないことが多かった父でしたが、父のことが嫌いやとは思ったことはなかった。
お喋りでもないから、たくさん話をしたわけでもない。
それでも、私を大事に思ってくれているのはわかりました。
今まで私のすることは何も文句も言わず受け入れてくれた。
そんな父が私はとても大事です。


癌が発覚して、1年と2か月。
今のところ、大きく進行していないけれど、あと残りの時間を大切に父と過ごしたい。一緒にいる間に心配もかけるかもしれないけれど、私の人生も悔いのないように過ごしていきたい。
それが一生懸命生きるということなのかもしれない。

父のおかげで、この1年と2か月はいろんなことを考え、気づけた時間。本当に貴重な時間です。



一度しかない人生。
人に迷惑をかけない程度に、やりたいことをして悔いのないように進んでいきたいですね。


まとまりのない文章ですみません。

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