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ヲタクに恋は難しいし、いろいろ難しい。

映画”ヲタクに恋は難しい”を鑑賞しました。

公開二日目、日曜日の鑑賞だったので千葉の映画館でも入りは上々。一番広いスクリーンでしたが、ほぼ満席でした。

漫画が原作のようですが未読。予備知識もほとんどいれずに、”ヲタクがモヤモヤしながらむず痒い恋をするんだろうなぁ”という勝手なイメージだけで劇場に足を運びました。監督が福田雄一さんだし、”銀魂”とか”50回目のファーストキス”みたいな、あの監督特有のノリがずっと続くものかなぁとも、思いながら。

結論から言うと、全く想像していなかった雰囲気の作品でした。福田イズムももちろんありましたが、こんな作品も創れるんだなぁと。そして主演の高畑充希さんは、本当になんでもできるんだなぁとただただ感心してしまいました。

なにより感じたことが、”ヲタクって最高だな!ヲタクでよかった!”と、ジャンルは違えど自分がアイドルヲタクであることに誇りをもてる作品となっていました。

“最強のヲタク賛歌”でしたね。

ヲタクってこの十数年でかなりの市民権を得て来たと思っているんです。かなり生きやすくなった。

もちろん今でも敬遠されることも多いのがヲタクですが、趣味や個性としての市民権はかなり広く拡大していったと思えます。国の経済効果という視点で考えると、ヲタク文化はもう日本には必要不可欠なものにはなっていますからね。

ヲタク文化が広がった、ということで思い出すのは2005年ごろの作品”電車男”でしょうか。あの頃から世間ではヲタク文化が認知されていき、じわじわと広がっていったと記憶しています。当時中学生でしたが、周りから漫画やアニメに対する偏見がだんだんと減っていったのを身体が覚えています。

…なんて文章を打っていたんですけれど、SNSでこの"ヲタ恋"の感想を調べてみると、、、真逆の意見がずらり。。ですね。

"ヲタクへの偏見がすごい"
”結局フジテレビはヲタクをバカにしてる”
”電車男の頃から何も変わっていない”
"原作の良さが何もない"
"そもそもヲタクって表記がもういつの時代だよ"

…そんな意見が散見していました。

私は基本的に映像作品ばかり見ているので、"原作"というものは順序としては映像を見た後に触れることがほとんどなんですよね。なので原作の良さが、、、なんて幻滅することはないのです。そう言う人は楽しめるんじゃないかと思います。

それと、私はこの映画を見たときは"ヲタクも市民権をここまで広げられたかあ"なんて感動していたのですが、それもネットの意見からすると検討違いなようですね。

私はずっとアイドルオタクをオープンにやっているのですが、学生の頃から私生活でもほとんど敬遠されたこともなかったので、勘違いをしていたのかもしれません。アニメやゲームのオタクのみなさんは全く違う感覚なのでしょうか。

どうなんだろう??ツイッターで感想を探したことがそもそもの間違いなのかな??考えたってわからない、、、流石に自分の意見との乖離がすごすぎてびっくりしていまったけど、私の意見は私の意見で変わりません。

"最高のオタク賛歌"でした。

もちろん福田雄一ファンはみるべきですし、演者さんが好きな人も絶対楽しめますし。実際のアニメキャラやゲームも出てきますので、そういうところでテンションの上がる方もいるだろうし。あ、乃木坂ファンは若月が拝めますよ。

そんな感じです。とにかくテンポよくずっと何かが起こり続けているので、見終わると少し疲れました。でもそれは幸せ疲れ。それだけ没入していたというありがたき幸せ。

コードギアスというアニメが大好きだった私は、そのキャラクターのコスプレが出てきたところでも興奮できましたし。

とにかくたくさん興奮できますよ。是非に!!!






最後までお読みいただきありがとうございました。 あなたのちょっとした隙間時間を埋めるための一助となれていましたら幸いです。それではまたどこかで。