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カネ恋を見て”コンコルド効果”を考えてみた。


”おカネの切れ目が恋の始まり”
第2話で、気になる言葉が出てきました。

”コンコルド効果”です。

コンコルド効果とは、ある対象にお金や時間を投資し続けることが損失になるとわかっていても、それまでの投資を惜しみやめられない心理のことで、
経済学では「サンクコスト効果」と呼ばれます。「サンクコスト(埋没費用)」とは、「既に費やしてしまった投資」のことです。

これについては下記がわかりやすかったので、転載しておきます。


劇中では恋愛関係にある男女の中で触れられていました。

”本当にこの人と一緒になって幸せになれるんだろうか?”という違和感を常に抱き続けながらも、それまでに費やした時間とコストを考慮すると、ここで損切りをすることができずに、ズルズルと結婚の話が進んでいる、そんな状況に陥っていた女性(聖徳まりあ:星蘭ひとみさん)が描かれています。

そんな状態を見かねた九鬼玲子(松岡茉優さん)が、彼女を諭すためにこの言葉を使用していました。そしてそれは、15年間一人の男性に片思いをし続け、何のリターンを得ることもなく莫大な時間とコストを費やしてしまっていた自分自身へも向けた言葉となっていました。

”コンコルド効果”。ドラマ第2話のキーワードとも言えるでしょう。

例えば、とあるアイドルにたくさんのお金を費やしたとします。

今はアイドル個人に対して応援の意味も込めて投資できる方法がいくらでもありますよね。握手券、個人チェキ、投げ銭、などなど。。

アイドルにずっと同じ熱量で投資を続けていられれば特段の問題はないと思います。その子が活躍することで、自分のことのように嬉しくなるし、そういった”経験”を買っているという意味では、有益な部分もあるでしょう。

でもある日突然、そんな熱量がすっかりなくなってしまったらどうでしょうか。

それでも、これまで応援してきた時間とお金がもったいないと、きっぱり切り捨てることができずに、ライトに時間とお金を投資続けてしまうようなことが起こりうるのです。まあ、昔の私なんですけどね。

この言葉の由来は英仏でかつて共同開発された超音波旅客機コンコルドによるものですが、日本人の”もったいない精神”をよく表している言葉のようにも見えますね。


これ、結局何が言いたいかっていうと、”カネ恋”の視聴に費やした時間は絶対無駄にならない、ってことだけです。




最後までお読みいただきありがとうございました。 あなたのちょっとした隙間時間を埋めるための一助となれていましたら幸いです。それではまたどこかで。