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今のキングコングと私の距離感

漫才コンビ”キングコング”って、おもしろいと思う。

それは、間違いない。

漫才も、個々のスキルも、今のふたりの状況も、コンビ間のことも含めて。


ここ数年、彼らに注目していた私。



ただ。



最近、前ほど追えなくなってしまった、というか、

”全力応援”することから、離れた。



『毎週キングコング』という、彼らが週に一度、日曜日の22時に配信するYouTubeチャンネルが、私のご褒美だった。確実に爆笑して週末を終えられる、という時間を、キングコングは作ってくれていた。

梶原さんことYouTuberカジサックの動画も、楽しくみていた。




でも、


少しずつ、みられなくなって、


今、キングコングやカジサックに関する動画を、配信日に観るということは、ほぼなくなってしまった。



ただ単に、冷めたのか?

と言われれば、”はい” ”いいえ”、どちらでもない。


今、『ニューヨークチャンネル』を中心に、観るYouTubeチャンネルの幅が広がった、ということも、一因。

それは、ポジティブな理由。

カジサックも、芸能界からYouTuberになった身として、いろいろなチャンネルを観て自分以外のチャンネルのファンが増えることは、むしろうれしいことだと言っていた。



ただ、

ネガティブな理由がある。




私の境遇的に仕方がない理由もひとつあるが、

私の倫理的に、どうしても納得のいかない、キングコングの言動があったという理由があるのも、結構大きい。

あくまでも、私自身の考えに合わなかっただけ。

そして、”共感性が高すぎる”、という私の今の心の性質も、結構大きくて。

彼らを批判したり、叩いているわけではない。そんなことしたくない。

思ったことを、ちょっと書いてみようと思う。




まず、

①カジサックの家族チャンネルを観られなくなってしまった。


、、、、、、これは、私が保育現場で働いていた、とくに、0歳児クラスの担当をしていたタイミングでメンタルが崩壊した、という、私の個人的な問題。

カジサックの子どもたちの中で、末っ子の女児がちょうど、0歳児から1歳になって成長していく場面を、動画内で観ていた。自分が現場にいたときのように「ああ、そっちいったら」とかいう目線で観てしまったり、おいているおもちゃや離乳食など、その周りの環境で昔の現場がフラッシュバックしてしまうことが増えてしまった。子どもはだいすきだから観たいのに、鬱病のメンタルがそれを許さない。悲しい問題だった。

そして、

34歳にして鬱病実家暮らしの私だが、両親のいざこざにメンタルをやられる毎日。特に、3月末に、母方の祖母が他界してから、母方の複雑な親戚関係のことでもう、母が完全にメンタルを疲弊させてしまっていた。そういう状況で、より多くを知ってしまった”決してしあわせなだけではない家族の事情”。それを抱えたままで、とてもじゃないけれど、カジサックファミリーのしあわせな生活は、観ていられなくなってしまった。東京に緊急事態宣言が出されていたことで、私のすきな”芸人さんとのトーク”はおそらくなかなか撮れなかったと思う。そのため、家族ものやチームスタッフ内での動画が中心になっていたので、より、観ることができなくなっていった。



②『堤下食堂』とキングコングとの間の”コント”が、すきになれなかった。


キングコングのファンからは、もしかしたら「これをコントと思えないなんて」とか、言われるかもしれない。

ただ、あの、『えんとつ町のプペル』のときのアフレコ現場での”コント”とは、違うと思っている。私は。


これとは、違う。



インパルスの堤下敦さんと、キングコングのふたりの関係性は、知っているつもりだ。『はねるのトびら』で長いこと共演する中でも、特にキングコングは堤下さんと仲が良く、深い信頼関係がある。堤下さんといるときのキングコングは、本当に弟のようにきゃっきゃしていて、堤下さんはいいお兄ちゃんのようにどんなことをされてもツッコんでくれる。逆に、堤下さんがピンチの時は、キングコングはふたりそれぞれの方法で助けようと声をかけている。そういう、素敵な関係なのだ。

でも、今回、”コント”、”お笑い”と視聴者が呼んでいる、堤下さんの料理チャンネル『堤下食堂』とキングコングとのやりとりには、私は、どうしても理解ができなくて。

心がざわつく、という体の変化が現れるので、私の中で受け付けないんだと思う。


キングコングが、ノリか冗談か、『堤下食堂』のチャンネル登録者数37万人記念(?確か)で、カウントダウン生配信をしたらいい、ということを堤下さんに話した。

堤下さんは、そんな中途半端な人数で生配信、カウントダウンなんてしないだろ、と言っていたが、そこでキングコングが、

”達成したらキングコングのふたりが駆けつける、動画に登場する”

という約束をし、それならばやるよと。


それを信じて、堤下さんは、本当に生配信をした。

そして、キングコングのふたりに電話をかけたら、どちらも出ない。

何度かけても、出ない。

最後まで、出ない。



実際に、私はこの動画のアーカイブをみていたが、堤下食堂のチャンネルのファンが、実際生で観てチャットを送ってくれていたりしていた。そんなときに、期待値も高まる中、キングコングのふたりが、本当にすっぽかした。

待っていた視聴者もいた中、堤下さんも怒っていた。

、、、ただ、このときの怒りが、本気なのか、この一連の流れを予期しての対応なのかは、わからない。


私は、ダメだった。



ただただ、堤下さんのこのときの状況に過剰に感情移入して、ものすごく裏切られた感がしたし、自分たちが提案しておきながら、この時間のために準備して、視聴者に知らせて、そしてその視聴者を待たせて、ぐだぐだになる姿をただただ晒した、、、、、、

何も考えずに観たら、そう思うひともいると思う。



絵本作家(兼エンタメビジネス系の諸々)と、YouTuberとして多忙な日々を送るキングコングのふたりが、前に言っていたことがある。


「時間泥棒って罪だよね」



、、、、、、、、、、あなたたち、それ、今やってない?


ひとの時間を、関わるスタッフ、ファンの時間を台無しにして。



もう、これを観て、そう思ってしまったが最後。


その後も、堤下さんとキングコングは、

次は行く、と言って生配信に行かない、というやりとりを動画で数回繰り返し、

そして、これを堤下さんとキングコングはどうやら”コント”としてやっていることもわかり、

理解して「このやりとりおもしろい」というファンが、無事集まり。



私は、あえて追わないし、しばらく『毎週キングコング』も観ることができないでいたが、ときどき再生すると、

やはり、ふたりでのトークは最高におもしろい。


ただ、たまたま視聴再開しようと観た動画で、また堤下さんの話になっていて、

「ううん、行かない、忙しいから。」

と西野さんが言って笑っていた。



まだやってるのか、、、、、、、


このやりとりに、私の心が拒否反応している。

何か、やっぱり、私の中の何かが、この”コント”を許さないみたいだ。



あえて、この動画で話していた、というものも貼らない。


私の中の問題であって、たのしんでいるひとがいるのだから、私がおかしいのだろう。

堤下さんは、キングコングに救ってもらった経験があり、恩があるため、ただのやさしさでふたりの言うことを聞いているのか?と思うけど、いくらなんでも先輩として嫌なものは嫌がったらいいのに、と、思っていた。でも、動画の概要欄に、キングコングとのこのやりとりはたのしんでやっているのだな、と思われる文章を載せていた。


、、、、、、だから、いいんじゃない?




③チームカジサックの内情、裏側のことをここまで深く知りたくなかった。


『毎週キングコング』内では、現在違う現場で活動をしているキングコングがお互いの近況を報告しあったり、悩みを相談したりする。それを、うまく笑いに変えながら掛け合いをするのが、絶妙なのだ。


西野さんはオンラインサロンを中心に、リーダーとしてチーム、グループを率いるということを常にしている。

そんな西野さんに、YouTubeを共に作り上げているチームカジサックのリーダーとして、カジサックが、このチャンネルの中では梶原雄太として、いろんな相談をする。


その中で、割と早い段階で、"とある"チームメンバーについての悩みを抱えていた梶原さん。西野さんに相談していく中で、イチ視聴者としては、ふたりの会話が社会人としても勉強になるな、と思って聴いていた。


ところが、その、"とある"メンバーへの悩みというか愚痴が、止まらなくなってきた。エスカレートしてきた。

「ここでは言わして!もう無理」と、我慢ができない様子。

カジサックの動画内では、物静かなところから明るくなって、いいキャラにもなってきていた人物だった。

だから、『カジサックの部屋』と『毎週キングコング』を両方観ていると、その”とある”ひとの生き生きとしてきた姿、彼に対する梶原さんやほかのメンバーの思いなど、ちぐはぐしてきて、、、、、、


、、、、、、裏と表?


”キングコング梶原”と”カジサック”というキャラクター自体は、あえて別でありたいという思いは理解できるが、、、、、、

自分たちのコンビのチャンネルで、相談ではなく愚痴を言っている状態であるのであれば、もう、感情がこんがらがる。

どういう思いで、カジサックのチームメンバーが出演する動画を観ていいかわからない。


そして、いよいよ、”とある”彼がチームを離れるかという問題にまで発展していることが分かったとき、

これを、彼のご両親が観ていたらどう思うだろうと、いう思いが出てきてしまった。


ちなみに、この時点では、『カジサックの部屋』ではおそらく何事もなく明るい動画配信が続いている。



そして、どうやら、梶原さんは、自分から首を切ることがなかなかできないようだった。

リーダーがはっきりしないと、ほかのメンバーももっと大変になってしまうよな、、、、、、とか、いろいろ考えてしまった。

彼へのはたらきかけかたも、もっと、すぱっと言ってあげられたほうが、彼のためになるのでは、、、ということも思いつつ、私自身もリーダー的立場が苦手な無職なので何も言う権利もないし、、、、、ただただもやもやしていた。



そして、

結局彼はチームに残ることになったそうだ。

しかも、微妙なままだという。


、、、、、、、、、、なんだそれは。


そして、この先はカジサックのチャンネルで解決する、もう『毎週キングコング』内で話すのは終わりにする、ということだった。




彼のことも動画で知っている身として、気になって観てはいたけれど、


結局、全部、知らなくていいことだったな。

たのしいチャンネルの裏事情なんて。



そして、その後、彼とカジサックのツーショットのサムネイルで、

「いつも応援して下さっている皆様へお伝えしたいことがあります」

というタイトルの、動画が上がっていた。


きっと、これまでのことを話しているのかな。


私は、観られなかった。

このチャンネルで、聞きたくないよ。

愛情をもって観てきたひとたちの、知らなくて済む裏話なんて。

この報告は、必要だろうか?


例えば、いつもよくしてもらっているお店、取引先、すきなバンドとかが、実は内部で今揉めている、なんて現在進行形の裏話、聞きたいと思う?


これからカジサックの動画を見るにあたっても、

仲良く見せて本当は、カジサックやほかのメンバーはまだ、彼に迷惑しているでしょ?

とか、考えてしまうもん。

『毎週キングコング』を観ていたから。


観ずにこういうこと考えるのはよくないけれど、本当に、再生しようとするのが苦しい。



そういう、不信感のようなものを、感じてしまったら、しばらくは、無理かもしれない。





、、、、、、、、、なんだか、すごく冷酷な人間に見えるかな。



でも、

最近でも、プペルのニュースが出ていると興味持ってみるし、カジサックがピーターラビットの映画の声優に決まったという話も、やっぱり声優向いてるよね!と思いうれしくなった。


そんな感じだ。




余計なことを考えずに笑いたい。


というのが、私の今の精神状態だ。


それに、どうしてもそぐわなかった、自分の中で納得できないことがあった、感情が過度に動いてしまい苦しくなった、

そういう、今の状態に合わないことが続いた結果かもしれない。



今、日曜の22時からは、『ニューヨークチャンネル』内で生配信される『ニューヨークのニューラジオ』を再生している。



そして、遅れてから、みれるときがあったら、カジサックやキングコングの動画を、観てみる。

なぜか、今は結構、勇気がいる。



でも、

笑えるほうへ、笑えるほうへ。



頓服の向精神薬を飲むことが増えてしまって、状態が良いと言えない毎日。

せめて、YouTubeを観ている間は、何も考えずに笑いたい。



また、キングコングで笑えることがある。

だって、

おもしろいから。


それは、心から言える。




私はどっぷりハマりすぎるクセがあるので、広く、いろんなものをみてみよう。

もっと、楽に。



いろいろな刺激に弱くなってしまっているけれど、少しずつ、ゆるやかに構えて生きられる自分になれますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。