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"うまくいかない"姿がもつ魅力

TVを観ていて、

「この人ってどうして、こんなに何でもできるの?」

と、ちょっとイラっとするくらい完璧に見える人物っていませんか?

私は自己肯定感が人一倍低いので、できすぎるひとを見ると、私も同じ人間なのになぁなんて、ときどき思ってしまうんです。

反対に、今人気のあるタレントさん、特にジャニーズタレントや芸人さんなんかが分かりやすいけれど、

”おバカ” ”ポンコツ” ”ネガティブ” (←悪口かよ!)

なんていうキャラクターをもつひとほど、最近支持が高くて活躍しているような印象を受けませんか?

”ダメなキャラ” ”ちょっと抜けてる” ”うまくできない” 姿に惹かれることって、絶対あるんだよなって。なんとなく芸能界をみていて思うんです。


分かりやすい例が、King&Princeの平野紫燿くん。見た目がもうキラキラな王子様で歌って踊れて、申し分ないのに、バラエティー番組では発する一言ひとことがもう、破壊的に天然。何をどうしたらその発想になるの⁉とツッコみたくなる、でもなんだか許せてしまう愛嬌がある。

私の中で印象が変わったひとは、嵐の櫻井翔くん。

10年ほど前、高校時代の友人が、集まったときに嵐の話をよくしていた、特に親友は、櫻井くんがすきだとしばらく言っていた。私はしばらくピンと来なくて、どこがいいのかな、頭がいい印象しかないな、そんなことよりL'Arc-en-Cielや中島美嘉の話をしようぜ?、、、とか思っていた。(←ついていけてない)

ところが。

心身をぶっ壊して退職し、今まで観る暇もなかったTVをよく観るようになると、当然大活躍中の嵐の姿もよく見るようになる。そんな中で、私の櫻井くんに対する印象を変えるきっかけとなった番組が「VS嵐」だ。今もだいすきで、毎週楽しみにしている。

ゲストチームと、体を張るゲームやクイズで競ったりして対決するのだが、そのゲームのひとつに「クリフクライム」がある。ロッククライミングのように壁を登っていくのだが、光るボタンを押していきながら、障害物を越えながら、、、という、体力も頭も使う競技だ。

その障害物&足場として利用できる仕掛けに、取っ手が上下に動いている「エレベーター」がある。タイミングよく足をかければ上に運んでもらえるのだが、櫻井くんはその「エレベーターの使い手」と呼ばれている。なぜかって、、、

全然使いこなせないからだ、、、、、、

俺はいくよ!的なことを毎回言うのに、変な体勢で下がったり上がったり、また今日もタイミングを間違ってばたばたしているうちに時間切れになっている。レギュラーなのに、、、ジャニーズなのに、、、

どんくさいんだ。

そんな姿を観ていて、なんか、私は毎回笑っている。今では、クリフクライムに櫻井くんがきただけで「おお!待ってましたっっ!」になっている自分がいる。そして、やはり彼は毎回何かやらかして、スタジオの皆にも、TV前の私にも笑われている。


きっと、こういうことなんだと思う。


完璧に見えても、どこか人間らしい姿が見えると、その瞬間にそのひとを愛せてしまうのだ。


”できない” ”苦手” は、さらけ出すことで魅力になる!

と、思ったのです。


私は”できない”と”苦手”でしか構成されていない人間だけど、それを指摘されると真面目に落ち込んでしまうので、周りから「扱いにくい」と思われているだろうなぁ、、、変にプライドが高くて、愛嬌がゼロ、、、

はっ、そんなことを言いたいんじゃない、、、


このテーマで書きたいと思ったのにはきっかけがあって。

それは、昨日の”毎週キングコング”の、梶原さんの生配信を観たからだ。



まず。

22時から配信予定の動画のタイトルに、

「拗ねてます、、、」とある。 

(※配信後タイトルが変わりました)

ファンとしては、あぁ、あの件とあの件かな、と予想はつくのだが、配信が始まると、「拗ねてるんすよ、、、」と。やはりあの件とあの件で、梶原さんは拗ねていた。自宅の部屋でひとり、全世界のひとが観られるYouTubeの生配信で、視聴者に向かって、”自分は今拗ねている”と、もうすぐ40になる男性が、恥ずかしげもなく言うんです。

”拗ねる”って、自分から言うっけ?「また拗ねてるー」と、周りが指摘することはあっても、”自分が今拗ねている”と自ら、全世界に向けて話すひと、よくよく考えたら、、、

なんておもしろいんだ!

なんて素直で正直で、かわいいんだ!


しかも。

梶原さんには、世界を獲りに行っているぶっ飛んだ相方がいる。その相方が、同チャンネルで梶原さんの過去の恥ずかしいエピソードを晒したので、自分も相方のそんなエピソードを話そうとするのけれど、話が終わってみると結局自分自身の情けないお話になってしまって、「結局俺はいつもこうなんだよ、、、」なんて、宙を見上げている、、、

もう、

最高だよ!

人間は、自慢話より失敗談のほうが聞きたい生き物なんだから!

相方がなんでもできすぎて凹んで、おんなじことしてやろうとしても失敗して、最後おしゃれな歌で締めるところまで真似しようとする、しかも相方に会えたらやりたいことを聞かれて

「漫才かな。 、、、、、、、、って、全然おもんない、、、」


もう!!!!

結局仲良しだし、相方大好きだし、おもんなくても素直でいいじゃない!

そんな、人間らしい、完璧じゃない、ありのままの梶原さんが本当に素敵だなって思った昨夜でした。ご本人は愚痴ったり、腹立てるのを一人だから何とか抑えてたり、凹んだりと忙しそうでしたが、”みんなの等身大”な梶原さんには、これからもそのままの梶原さんでいてほしいなと。

そんな梶原さんだから、希望になるんです。

相方の西野さんは、きっとけたけた笑って観ていることでしょう、、、



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私はいわゆる”世渡り上手”にはなれません。

馬鹿真面目で、馬鹿正直で。人目気にしいで、傷つきやすくて。そんな自分が嫌いだ、と思う方が断然多い人生で。もっとうまく、力抜いて楽に考えられる性格だったら、なんて思う日々で。この性格が、鬱病を手伝ったなって、、、(そうは思いたくないけど)

でも、

”できない” ”うまく生きられない” ”器用じゃない” ”どんくさい” 、、、

に救われる最近の自分に、少し希望をもってあげたいし、

恥ずかしがらないで見せていく、できないことをできないと言う、自分に素直になる、欠点を認めて受け入れてあげる、、、

が、必要だなと、これを書きながら思いました。


書いていくって、大事だな。

家族に話してうまくいかないことも多いし、一人で消化もできない。

鬱病になって、こんなに自分って話したい、発信したい人間だったんだって実感しています。

無理はしないという条件で、なるべく毎日書いていきたいと思います。


読んでくださった方、ありがとうございます。


結局、またキングコングの話になっちゃった、、、



明日がいい日になりますように。







未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。