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久しぶりの投稿。6年間の大学生活から見えたこと。


 私事ですが、昨日、大学時代の仲間と会うことがあり、懐かしい一時を過ごしました。そこでは、楽しかった思い出・辛かった思い出が蘇り、何より立派になった仲間の姿を見ることができました。この6年間の集大成として、彼らと過ごした中で、自分が感じたこと、そして今後目指すべきことを考えたいと思います。

自分は何でもできると思ってた19~20歳

 大学に入った時のワクワク感ってありますよね?特に親元を離れた人なんかは、尚更ではないでしょうか?私は地元の大学でしたが、当時のワクワク感は今でも忘れません。何なら「人生やり直せるなら一番戻りたい時期」です笑。
 とにかく「新しいことがしたい!」「出会いがほしい!」と躍起になっていました。どうせなら「4年間熱中できるもの」を追求していました。特に深く考えてはいなかったのですが、「音楽を聴くのが好きだから」という理由で、初心者向けの音楽サークルに入部。そこから私の大学生活が始まります。
 当時は、音楽未経験で、楽譜すら読めなかった私。初めて触る楽器は、まさに未知との遭遇でした。「先輩方も初心者ばかりだった」と聞いて入部したのですが、当時の私に言わせてみれば「先輩たちはみんなプロ」でした。「本当に自分はここで大丈夫なのか?」「やっぱり違うのではないか?」というのが当時の本音です。
 また仲間とも折り合いがつかないこともありました。簡単に言ってしまえば「意識の温度差」とか「目指す方向性の違い」といったところでしょうか?こんなことはきっと学校や職場でもあることだと思います。けれど、当時の私は、周りとの温度差を上手く調整できるスキルもなければ、自分が何をしたいのかもハッキリしていませんでした。そのくせ、「まだ自分はやれる」「いつかはどうせできるはず」と意味の分からない自信だけは一丁前でした。

過剰になった「意味の分からない自信」

 とにかくその自信は消えないどころか、どんどん過剰になっていったような気がします。今思えば笑。たらればで語るのはあまり良くないかもしれませんが、もし大学2~3年あたりで自分の勘違いに気づけていれば、その後の人生は大きく変わっていたことでしょう。
 とにかく、大した努力をしてないわ、周りとの関係も上手く築けてないわの状態。そのくせ、意味の分からない自信だけは大きくなっていきました。
 確かに、サークルで経験を積んでいく中でつかんだ「手応え」はありました。それなりに上達したし、認めてくれる人も現れるようになりました。素直にそのことは嬉しく、成長を感じることができたのですが、どこか晴れない部分もあったのが21歳頃だった気がします。

傲慢になった私

 大学3~4年頃は、「成長を実感できて嬉しかったこと」もあれば、「将来への漠然とした不安」もありました。
 将来への不安はありました。しかし、この時もまだ「意味の分からない自信」だけは肥大化したまま残っており、「サークルで認めてもらえるようになったんだから自分は有能だ」と傲慢な態度へ変わっていきました。
 少し上手くなっただけで、かなり上達したと勘違い。自分とは相容れない者を悉くはねのけ、自分にとって都合のいい者ばかり受け入れていました。
 これが当時の私です。とんだ勘違い野郎です笑。自分の足元をしっかり見ていなかったのです。もう少し周りをよく見ていれば、そして自分に対して謙虚でいれば、、、

大学院進学、激動の2020年、成長した仲間たち。

 大学を卒業し、一旦はサークルを引退します。その後大学院に進みますが、勘違いはまだ続きました。環境が変わっても「自分はまだやれる」「将来有望だ」とかほざいていました。大学院でも新しい出会いがあり、そこでもいい仲間に恵まれました。
 研究は大変なことばかりでしたが、「よりよいものをつくろう」という情熱、「仲間と一緒に頑張る」という楽しさを何より大事にしてきました。きっとこれらはサークルを通して培うことができた、と思っています。
 しかし、2020年になり、世間はコロナ禍。そして、プライベートでも大変なことがありました。そして、私は推薦をもらっておきながら就活に失敗。そういったことが重なり、一時は「大学院辞めようか」と思ったこともありました。
 そして、昨日。コロナ禍という状況ですが、久々に仲間と会うことができました。社会人として立派にやっている同期、そして一回りも二回りも頼もしくなった後輩。そんな彼らの成長に感動すると共に、自分の情けなさを痛感しました。

みんなは立派にやっているのに、俺は何してるんだろう。この6年間で何ができるようになったのだろう?ひょっとしたら、何もできていないのではないだろうか?大した努力もせず、無駄に年齢だけ食って。もっと素直になりたい。しなやかな心を持っていたい。明るく、爽やかな人間でいたい。  

 立派に成長した仲間たちを見て、こんなことを感じました。きっと彼らは、私の見えないところで、日々努力しているのです。そして、常に自分に対して謙虚で、明るく、爽やかに過ごしているから、人にいい印象を与えることができるのです。
 しかし、私は、大した努力もせず、自分に都合のいいことばかり考え続けてきたのです。故に、彼らとの決定的な違いはそこにあるのだと思いました。

人にいい印象を与えるために

 しばらく会わないうちに、成長を続けていた仲間たち。彼らと久々に出会ったことで、私に足りなかったもの・目指すべきものがより鮮明になった気がしました。とにかく
、人にいい印象を与えることが第一です。具体的には、

「この人と一緒に仕事がしたい!」
「この人と仲良くしたい!」


と思ってもらえるような人になることです。これは、面接なんかでもそうだし、仕事・友人・恋愛において、どこでも同じような気がします。
 とにかく、長い間染み付いたものは簡単に直せません。まずは、ちょっとした場面から、そういうことを意識して取り組んでいくといいのでは、と思います。


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