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【ビジネス】コンサルを受けている人が途中から自己流に走ってしまう理由を、心理学的に解説します。

ぴぴ心理学のぴぴおかです。

先日、年商にしておおよそ1億円ほど稼いでいる
経営の先輩でもある夫とデニーズでランチしていた所
こんな話題になりました。

“お金払って人からコンサルを受けてるのに
自己流でやろうとするのはなぜなのか?”

夫は、自分の事業を経営する傍らで
ビジネスを教える先生業もしているのですが、
「ビジネスで結果出せない人の共通点って
途中から自己流になっちゃう人なんだよね」
という話をしている流れから
夫からこの疑問が出てきました。

夫は「やりたいことだけやろうとしすぎ」と
”その人が好きでやってる”的な捉え方をしていて
そういう人も0ではないとは思いますが、
心理学を専門としている私的には
もっと違う根本原因があると考えました。

そして、それを夫に伝えてみたところ
それは盲点だった、なるほどな」
といった反応をしていたので

これは他の先生業をされている方や、
コンサル受けてるけど言われた通りにできない…
と悩んでいる方にも役立つのでは?
と思いシェアしようと思った次第です。

前置きが長くなりました。始めていきますね。


自己流に走ってしまう本当の原因


人によっては50万円、100万円以上の大金を投資して
プロからコンサルを受けている方もいます。
それなのになぜ、途中からプロの言うことではなく
自分の思いや気持ちを優先してしまうのでしょうか?

プロの言うことを信じてやった方が
結果に繋がりやすいと分かってるのに、です。

その答えはシンプルです。
“嫌なことを回避したい”んです。

そして回避しようとした結果として
自己流になってしまうんです。
好きで選んでいる自己流ではなく
回避結果としての自己流なのです。

本当に好き好んで自己流でやるなら
コンサルのようなマンツーマン体制で
最初から教わろうとしませんからね。

とまぁ、ここまでは
「そりゃそうだろ」と思う方も多いと思いますが
多分あなたが想像している“嫌なこと”と
私の考える“嫌なこと”は少し性質が違うと思います。

例えば、一般的に想像されやすい
“回避したい嫌なこと”は
こういったものだと思います。

  • 面倒くさい作業

  • 好きじゃないこと

  • ピンとこないこと

  • テンションが上がらないこと

要は、面倒なことしたくないー
好きじゃないことしたくないー
ピンとこないからやりたくないー
楽しくないからやりたくないー
と言ったワガママ系ですね。

先生業をされている方も、
自分の生徒さんが自己流に走ってしまった時
その人のワガママと捉える方が多い印象です。
だから「自己流だとうまくいきませんよ」
とストレートに伝える人が多い。

しかし、そうではなくて
自己流に走ってしまう多くの方が
本当に回避したいものというのは
“心のブロック”なのです。

ワガママを貫きたくて
やっているのとは少し違うのです。

心のブロックとはどんなもの?


心のブロックは色々あるのですが、
ビジネスでは特に下記のようなブロックと
関連しやすいと思います。

  • 責任を取りたくない

  • 責任を取る立場に行きたくない


1、責任を取りたくない

ビジネスというジャンルにおいては
これが一番多いと思います。
大きな責任を感じた瞬間に
この心のブロックを持つ人は
責任を回避しようとしてしまいます。

例えば、ものを安く買って高く売る
“せどりビジネス”で言ったら
ものを仕入れる時や売る時と言った
お金が大きく動く場面
責任を感じることが多いかと思います。

こういう時にこのブロックがあると
先生の指示が聞けなくなってしまいます。

例えば、価格が下がっているタイミング
プロから見たら「これ○ヶ月待てば価格上がってくるよ」
というような場合でも
責任取りたくないブロックがある人は

「これ以上下がったらどうしようどうしよう…!」
「損しても責任取れないよ!取りたくないよ!」
「こわいよこわいよ!」

という目先の不安が勝って、
○ヶ月待てずに勝手に利確してしまう
→先生の言う通りにしていたら
得られていた利益を逃してしまう
といったイメージです。


2、責任を取る立場に行きたくない

例えば、自分の知識を販売する
“コンテンツビジネス”で言ったら
高額な商品を売る時や
自分のコンサル生を募集する時に

責任を感じることが多いかと思います。

こういう時にこのブロックがあると
商品を売れなくなってしまいます。

発信自体はずっと頑張ってるけど
肝心の有料商品はありません…とか
100円くらいの有料記事を売るのが
心理的に精一杯です…という方は
これに当てはまる方が多いと思います。

このブロックを持った方に
「自分の商品を売ってみて下さい」
と言ってもできません。
作るのが面倒くさいからじゃないんです。
責任のある立場にいくのが怖いからです。

その結果、責任のない立場でいられる
発信などの行動に偏ってしまいがちです。


余談:ビジネスで成功したい!がそもそもダミーな可能性も高い

そもそも「ビジネスで成功したい!」
という気持ちそのものがダミーだから
いざ責任を取る場面が訪れた時に
不安や恐れの気持ちが出てきてしまい
先生の言う通りにできないことも多いです。

例えば、ビジネスを成功させたい理由が

  • 家族とうまく行ってないから

  • 子育てがうまく行ってないから

  • 持病や体調不良があるから

  • 貯金がないと将来不安だから

このような“不安からくるもの”だった場合

他にもっと大きな悩みがあるのに
その解決方法をビジネスでの成功に
置き換えている状態なので、
通常時よりも“盲目的に結果だけを
欲しがってしまいがち”です。

そしてこのような状態で
ビジネスを始めることの危険な点は

そんなグラグラした精神状態ならば
自分のビジネスの責任を取る所まで
心がコミットしきれていない可能性が高い
ということです。

そしてその結果、
どんなビジネスでもいずれは必ず通る
“責任が発生する場面” が訪れた時に
回避衝動から自己流に走っていってしまう
可能性が高いという訳です。

では、先生や生徒はどうしたらいいのか


もう生徒さんがコンサル代を払っている場合
先生側ができることは基本的にありません。
そして、生徒さん側の心の状態の問題なので
先生側に何か落ち度がある訳でもありません。

先生側の方にお願いしたいのは
生徒さんが自己流に走ってしまう理由を
ただ、知っておいて下さい。

深い深い心のブロックなので、
先生側から何かを言われたところで
生徒さん側もすぐに何かを変えるのも
なかなか難しいです。
そういう意味でもできることはないのです。

ただ、知っているだけで直感が働いて
よからぬ何かを回避できることというのは
多々あるので、ただ知っておいて下さい。

思い当たることがある生徒さん側は
ぜひ一度、そのビジネスの手を止めて
自分の心と向き合ってみて欲しいです。

・責任を取りたくない
・責任を取る立場に行きたくない
・責任を取るのが怖い
・責任という言葉が重く感じる

そう思ってしまうのには
必ず原因があります。

私の“ぴぴ心理学”のブログに
お金がない理由という記事があるのですが
この記事で説明している内容は
今回の話をより深く掘り下げたものです。

ぜひ、読んでみて下さい↓

追伸:

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