番外編:コロナ禍で溢れるあなたの不安はお金?命?
毎日、変な夢を見る人が多いという。
長引く外出自粛という未だかつて経験したことのない毎日のストレスが引き起こしているのだろう。
僕はというと、、、ほとんど夢を見ない。
毎日、完全燃焼で疲れ果てて寝ているからかもしれない。
こんな状況でも、毎日すぐに寝れる。
そんな自分を褒めてあげたいし、そんな毎日に感謝したい。
僕は何年も寝れない日々を過ごしたことがある。全財産があっという間に無くなって、借金だけが増え続け、これからどう生きていけばいいのか全くわからなかったあの日々、、、
僕がかつて経験したように、今、辛く苦しい日々を過ごしている人が世界中にたくさんいると思う。
死んでしまいたい、、、
そう思っている人もいるかもしれない。
僕もそう思っていたからよくわかる。
でも、死ななかったからわかったことがある。
お金は人を殺さない。
お金がなくなっても人は死なないし、
人生は終わらない。
でも、
死んだら全て終わる。
全ての終わりは命が終わること。
今、抱えているあなたの不安は何ですか?
今、あなたの全財産が無くなるのと、
今、あなたの愛する人が亡くなるのと、
どちらが怖いですか?
もし、全財産が無くなる方が怖いと思うのならば、
荒療治ですが全財産無くしてみることをおすすめします。
「死ぬまでわからない」という言葉がある。
かつて僕がそうだったように
「全財産を失う=死」
と思っているような人は、全財産を失ってみるまで、命の尊さには気づかないと思う。
全財産を失うことは、悪いことばかりじゃない。
お金が無くなるという恐れから解放されるからだ。
僕は、その恐れがなくなったおかげで、
借金ができるようになった。
「キャッシングはしてはいけない」
「家族や友達にお金を借りてはいけない」
そう思い続けてきた自分を、やめた。
生きていたいと思うのならば、
人を頼らなければならないのだと。
というより、
生きる上で、人を頼ることは不可欠なのだ。
そしてまた、
人から頼られることも不可欠なのだ。
いつか、お金に困って僕にお金を借りに来る人がいたら、
その時、僕は迷わず差し出せるような人間になっていたいと思う。
「お金の貸し借りはダメ」と
子供の頃から言われ続け、そう思い込んできたが、それが苦しみの要因だったのかもしれない。
でも、お金が無い人に、お金がある人からの手助けがある世の中になること、
それが当たり前になって、
お金に困る人なんていない世の中になると思う。
それと、
「借りたお金は必ず返さなければならない」
というのも、お金の苦しみを生んでしまう。
「あの人は、破産して、生活保護を受けている人だ」と白い目で見る人は山ほどいる。
「お金を返さなかった人=人として終わっている」として扱う。
破産しても、またお金を稼げる人はいるし、社会に貢献できる人もいる。
それなのに、
なぜ、お金を返さなかった人を世の中は許さないのか。
破産という制度は、許しの制度なのだ。
あなたはダメな人だとレッテルを貼る制度ではない。
「許し、許される」世の中、そうみんなが思えたら、世の中は確実に変わると思う。
今回のコロナ禍にあたっては、全く予期せずとして、全財産を失って、借金をする人はたくさんいるだろう。
この人たちが、もしお金を返せなかったら?
この人たちを許さない世の中なんて、それこそ終わっていると思う。
最後に、
今、コロナ禍でお金に困っている人へ
まず、お金を借りることを恐れないで欲しい。
金融機関を頼る。
国の制度を頼る。
家族や友達に頼る。
国が助けてくれると思って待ってはいけない。
助けてくれと声をあげて、助けを求める。
助けてくれる人はいるし、場所もある。
それでもどうしようもなくなったら
破産すればいい。
経営努力はもちろん大事。
でも、
努力に行き詰まったら
努力が失敗したら
そんな自分を許してあげてほしい。
あなたのせいじゃないのだから。
人生はまだまだ続く。
今を生き抜いたら、必ず未来はやってくるし、
その未来は今より確実に良いものになる。
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