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恐怖から問題解決に至らない人の為に

動けない!
ああでないし、こうでもないし・・気がついたらもう何年も同じ問題が
未解決のまま引きずっている。
そして、その問題は誰にも言えない。友人にも家族にも。
そういう人は、今の時代も昔も多いと思います。
私なりの問題解決のやり方を書きたいと思います。
まずは ↓の絵のボックスにFACT(事実)を集めよう。そこからだ。

誰に書いているのか?というと、秘密です。
まずは、私のイラストをみてください。↓


図1)現在と向こう岸にある未来の間にある、「ためらいの激流」

今の現在地から、向こう側に飛びたいと皆が当然考えます。
あたりまえです。
目がグルグルしている『エリアB』から一直線に飛んで
HAPPYな『エリアC』に飛べたらどんなにいいか?

クリスチャンの私が言うのもなんですが、神様にお祈りをしても
そんな簡単には飛べません。
神様は、私達の願いを都合よく聞いてくれる自動販売機ではないからです。

Q:「じゃあ、最初に何をするか?」
事実(FACT)を集めることだと思います。
すると”化学変化”が起こってきます。

「世の中の問題(自分の最大の悩み)の半分は、根拠が十分でないまま
決断をしようとするのが原因だ」とアリストテレスはいいました。
ギリシャ哲学を大成した人物です。
「幸福とはなにか?」
「どうすればそれを実現できるか?」考える倫理学です。
人生の目的には回想があり、その究極の目標が「幸福」だと言いました。

ラファエロの描いた「アテナイの学堂」の一部ですが
左はプラトンで右手で天を指し、
右のアリストテレスは、右手の平で「地」を示しています。


■ ここからは私の見解です。
アリストテレスの右の手の平は、「地」つまり
人間の意識と無意識を示していると私はこの絵を理解しています。
つまり、「幸せになりたかったら、脳の仕組みをまずは理解をしろ!」
と訴えかけてきているように思っています。
 つまり、心理的なブレーキ・サインと、その解除の仕方を理解しろと。

現在と向こう岸にある未来の間にある、「ためらいの激流」が問題です。
当然、足がすくみます。落ちたらどうしよう?今より状況が悪くなったら
それこそ、最悪だ。笑いものになるだけでは済まされない。

人は、本来 ”コンフォート・ゾーン”を作りたがる思考をします。
現状維持です。向こう岸に下手に飛んで激流に落ちるよりは
このまま、現状維持していようと脳が働きます。
脳といっても、意識している部分と無意識の部分があります。
コンフォート・ゾーンはある意味「重力」があるので、
無意識の部分で
もとの快適な場所に強烈な「戻す」重力が働きます。
その代わり、
「今の不満に文句を言うな!」
現状維持がお前の心地よい居場所なんだ」
「そこから外れたら、だだのアウェイじゃ済まないぞ」
「お前はマジック・ジョンソンじゃない」と。


図1の「左」部分

ここに”矛盾”が起こります。
悩むのは自分の中で矛盾があるからです。

現在値のマイナス面(エリアB)が嫌で嫌でたまらないから問題解決をして向こう岸に渡りたいのですが、
すると、現在のメリット(エリアA)を失うのが怖いのです。

向こう岸に渡るには、
どうしても脳の中(意識と無意識)で”矛盾”が生じます
感情ももちろん、大揺れになり・・正確な客観的な判断はできなくなる。
ただ恐怖だけが存在します。
川を渡ろうとすると、「やめておいた方がいいよ」と無意識で
強烈な重力が発生します。ブラックホールのようなパワーです。

さらに脳の無意識はこういいます。
「では仮に、自分でよく検証もしていない状態で川を飛んだとしよう。
 そこで何が起こるか考えてごらん!」と


図1の「右」部分

脳の無意識は、あなたの意識と共同してこう言うでしょう。

「あなたは、HAPPYなエリアCに行きたいでしょ?
        本当にHAPPYかな?それって・・??」
「もし失敗したらエリアDの負債を背負うよ。
  川を渡ってしまったから、もうエリアAのメリットは
  君は放棄してしまったんだよ。」
「残っているのは、エリアAの負債(前の世界のメリットを
 失った負債)に、ガッツリ!!と新しいエリアDの負債が
 覆いかぶさり、2重負債者になるね。いいの?それで?」

「エリアDの負債は、そもそも川を渡らなかったら
 発生しなかった負債だよ。ゼロベースからのド☆マイナスだよ」

このように無意識は・・私達を現状維持のままに引き戻すチカラが
あります。まさに重力(G)です。
いつだって、重力は、あなたにあったコンフォート・ゾーンから発生する。


■ Q:じゃあ 具体的にはどうしたら向こう岸のエリアCに飛べるのか?

私達は、思考から「感情」を締め出すことが必要だと思います。
「え?脳の意識でいつもビンビンにアンテナが立っているから
感情にふりまわされているよ、それができたら苦労しないよ」
 というツッコミありがとうございます。

先程、世の中の問題(自分の最大の悩み)の半分は、根拠が十分でないまま
決断をしようとするのが原因だとアリストテレスの発言を書きました。
アリストテレスは、倫理学のオーソリティーというより
脳の認知科学を1番早く、言葉にした科学者だと私は思っています。

激流の川を飛ぶ為には、次の3つのSTEPがいる。

私は図1をイラストの4象限のボックスが描かれた紙に、
ボックスの中に「事実」を書き出し、
そのボックスの外に、
「反対側からみた状況や感情や批判」を書き込んでいます。
クリティカル・Thinkingというと分かりやすいかも知れません。

【激流を飛び超える為の3STEP】


1)事実の把握(公平な方法でもれなく事実を集める)
   ・ここを間違えると、あとはドミノ倒しのように迷いまくります。

2)事実の分析(根拠を並べて、解像度を⇑にあげて自分を俯瞰してみる)
   ・この時に自分の側からみた状況と、反対側からみた状況の
    両方を書き留める。
    問題解決の本質というのは、この解像度の上げ下げの中に浮かび
    あがってくるものなのです。

3)決定と実行
  ・2のところでTODO-リストが出てくるからそれを批判的な思考で
   一つ一つ「ツッコミ」を自分にいれてリストの優先順位をつける。

  ・飛ぶ瞬間まで、そのリストを何回も何回も校正しまくる。
   観ているだけで、脳はブンブンと意識も無意識も活性化する。
   とうぜん、ネガティブな「元に戻そうとする重力(G)」はかかる。

  ・そして、最後に実行!!
   これはセルフエフィカシー(=自己効力感)のトリガーをひく。
   一言にいうと「根拠のない謎な自信」。
         「今なら出来るかもしれないという自信」。

   だって、ここまで批判的な思考を自分に浴びせつづけてきたから
   でも、最後に残ったのは「洗練されて来た根拠のない謎な自信」
   ただの自信過剰の奴の暴挙とはまるで質が違い、洗練されている。

以上のように
問題はなにか?その問題の本質は俯瞰してみると何か?
出来ることは何か?と3つを自問してみるといいです。

質問と答えを両方を紙に書き出してみています。
すると自分の考えがはっきりとしてくるのです。
頭の中のイメージ図形のエッジが立ってくるような感じでしょうか?


■おまけ、されど重要なおまけ

【ITツールをここから重ねている私の事例】

親父たちは・・いつもガジェットが大好きです❤
新しいものを買っては、どう使うか?どう仕事に役立てるか?
そんなのばっかり考えています。

私のこのニョキっとUSB端子が出てPCにDataを流し込めるツールを
紹介します。IC-ボイスレコーダーです。
新品で¥11980のものを、メルカリでほぼ新品を¥3500で購入。
モチベーションをあげる儀式(イニシエーション)は私の世代では
大事なんです。
あなたの上司にもそういう(愛すべき?仕事ができない)バカ野郎上司が
いると思います。:D
中にはありふれたIC-ボイスレコーダーの使い方が、新しい使い方をする親父もいると思いますよ。

OLYMPUS ICレコーダー VoiceTrek V-842

ノートに書き出した 4象限(エリアABCD)とそのボックスの外の
メモを観ながら・・自分の声で録音します。それを聞いてみてください。

しっかりと頭の中で整理ができていないと、ポンポンと話せないのです。
自分の言葉は、誰に向けて喋っているのか?というイメージも大事です。

◎川を渡り追えて、問題解決をして成功した自分へのメッセージ
▲まだ屁理屈をこねて、勇気を出さずまたは、中途半端な検証中の
 川を飛べない自分へのメッセージ

次に
この音声Dataを onenote(ウィンドウズ11のdefault・アプリ)
というウェブ用のノートに張ります。

どこでも自分の書斎とDataをみれる❤ カフェでも・・


そして、スマホ等で写メをした前述の4象限も一緒に貼ります。
そして、それを何度も何度も編集・校正をいれて
自分の感情を整理してゆくのです。


 それは、意識と無意識という自分のハードディスクに
上書きされていきます。
そして 問題がクリアでいたら、この4象限の先にある
次の目標を書いて プロセスとしてつなげていっています。

図1の一部

”とりあえずの未来”と書いてあるのはその為です。
TO-BEです。自分のあるべき未来。

それをクリアしたらこの実験のβ版ができるわけです。
実験だから、失敗しても怖くないと意識と無意識に刷り込んで
いきます。
このように実験マインドで最後まで進めていくと
夢のへプロセスの精度も、自然とあがるものです。


■最後に・・
 子供の教育について

 世間では「自己肯定感」が大事だと言われます。
 それは学校で教えることができます。
「自己肯定感」とは、自分の居場所です。
 コンフォートゾーンという快適な場所です。
 これから外れるアウェイになるので心がざわつきます。
 これから外れた子は、義務教育が守ってあげないといけません。

でも私がこの記事でいいたかったのは、
「自己効力感(=セルフ・エフィカシー)」です。
 これは教育では育てようがないのです。


図の1の「激流の川」を勇気をだして渡った人でないと育たないのです。
どんな小さな川でも、本人が怖いと思ったらもう越えれないから。
ある人はいいます。何も考えず行動をしろ!
それは精神論です。もしくはあんたはそれで上手くいったかも知れないが
こっちにペラペラな成功体験の押し売りをするなよ!と私ならいいます。


Q: 家のイメージしてください。2階建ての家です。
1Fが 「自己肯定感」
2Fが 「「自己効力感(=セルフ・エフィカシー)」

1Fにはあまり重力は働かないのです、
2Fに階段で自分の足で上がるときに、強烈な重力が働きます。

その時、1F快適な居間から、悪魔の声がします。
悪魔は、悪魔の風貌をしていません。いつだって優しい顔をして
あなたの為よ❤といいます。

「別にいいじゃん、2Fにあがらなくてさ、高望みはやめなよ。
 落ちたら怪我するだけよ。こっちでケーキを食べようよ。」


そういう誘惑と恐怖を振り払った人だけが2Fに登り
こんどはそこが、コンフォートゾーン(快適な環境)になり
さらに↑の階3Fをつくり、上ってゆくものだと
私は、離婚して会えない自分の子供たちにPDFの手紙を
妻宛に送って通信教育をしています。

親として子供が一人で「怖かったけど、やってみたら自分にも出来た❤」と
いう経験をどんなに小さなものでやっていけたら・・
その子は人に優しい、自分に強い子になれるような気がしているからです。

この記事を読んだ学校の先生には、
まず1階作りを、そして 2階作りまで必要な子にはプロセスをみせてあげてください。
セルフ・エフィカシーという2階がない1階の平屋で満足してしまうひとを
「マイルド・ヤンキー」と言います。居心地がいいのでそこの小山の大将に
なるわけです。 2階にいくとアウェーだから。

今日、三原じゅん子氏が、新内閣に入閣しました。
セルフ・エフィカシーで地でやって上がっていった「ハード☆ヤンキー」
入閣おめでとうございます。38年前より怖いですが一流です。





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