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世界でもっとも美しい船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」に乗船して船の意思を感じた


8/25に予定した日本TOKYOに向かう「アメリゴ・ヴェスプッチ号」

美しいイタリアの帆船はお好きですか?

昨日、知人(元 国際線のCAさん)と一緒に
東京国際クルーズターミナルに停留しているその船に乗船してきてました。
100年前に作られた「世界でもっとも美しい船」と呼ばれている
イタリアの練習帆船ではある「アメリゴ・ヴェスプッチ号」
去年の7月にジェノバから出航して、今は日本に5日間だけ「海上のイタリア大使館」として停留こそしていますが
ハワイから25日間かけて日本に来て、明日出航して今度はダーウィンに向かう世界ワールド・ツアー
〈ヴェスコプッチ号のライブ>
https://tourvespucci.it/jp/tokyo-august-26-30-2024/
これでワールド・ツアーの船をリアルタイムで追跡できます。


「アメリゴ・ヴェスプッチ号」の世界一周の旅、8/29はTOKYO

私がこの記事で書きたいものは、何かというと
その船が東京湾に25日(入港)してくる瞬間から、船の乗船体験そして、そこでの大好きなイタリアの生オペラの演奏を体験してきた1日。

そこで私は、何を感じたのか?

■この記事を読んでもらいたい方は・・
 ・イタリア好きな方
 ・中世のイタリアの世界観に興味がある方
 ・自分のやりたいこと分からずを海に漂流しいるように感じる方
 ・不妊治療で方向性が見えない方
 ・ワンピースの世界観が好きな方

船とは単なる海の移動の道具だと思っていますか?

私は「船の命」とは、旗の意味するもの、そして名前だと思っております。
私はワンピースの大ファンです。
ゴーイング・メリー号と被って、この日この船をみて乗船しました。

ラウンジの上に位置する ココヤシ村のベルメール宅のみかん畑から木を3本移植のMERYの海上の姿と意思を
ワンピースファンならば、十分過ぎるくらいわかってもらえると思います。


つまり 私が書きたいのは、「船には意思がある」ということ。
そして、頑強な船だけ大海原で生き残れるのではなく、
この「アメリゴ・ヴェスプッチ号」のような最初は
最初はイタリア海軍の練習用の取り急ぎの船が、その人々に愛されて100年も生き残り、さらに世界中の人たちを魅了しつづけてること。
2つの大きな世界大戦を越えて生き残ってきた。そして今も現役の船。

Q:では、その船の名前となった「アメリゴ・ヴェスプッチ」と人は誰なのか?

A:アメリゴは新大陸を発見したことで、その名前から「アメリカ」と名付けれた。

高校時代に世界を取った人ならば当時のあなたは
テストの為にその名前を、新大陸発見のコロンブス(北アメリカ発見)や、カラブル(ブラジル発見)で覚えていただろう。
アメリゴ・ヴェスプッチはイタリアのフィレンツェの名門出身の探検家にして天文学者・地理学者である
(Amerigo Vespucci, 1454―1512)

知識は時間を越えて、点と点が繋がるコネクティング・ドットが楽しい。ある人はそれを仕事にいかし、ある人は趣味や
知的生活の切り口にしてワクワクすす。
それはまるで海を運行する船のように。
是非、あなたのビジネスやライフワークと この世界史を結びつけて
あなたの大航海する「海」を航海してもらいたいと思っています。
ええ、私もポンコツの船でビジネスをしているんです。^_^
大海原にもまれてながら、太陽のさす方角に船首をむけています。

■ 25日(日) 「アメリゴ・ヴェスプッチ号」奇跡の東京湾侵入 
         イタリア文化の黒船来航
         知人がマンションのベランダから偶然撮った1枚

「アメリゴ・ヴェスプッチ号」東京湾入港の瞬間の一枚

■船のおしり
  追い越される船は、この美しいおしりと船名を知る。
  黒と緑と白 そして・・ゴールドのアクセント。

「アメリゴ・ヴェスプッチ号」リア

■ 乗船する前のファースト・コンタクト

雨で乗船が3時間も遅れた。イタリア時間には慣れている。

 雨で一時中止のアナウンスが部分的にはいり、それを知らない並んでいる
人たちが後において・・
そしてそのアナウンスをたった一人のスタッフから聞いて怒号があがる。
その日、外国人の方が多かったの・・両手を上下に振って怒るご婦人方を
沢山みた。まあ、Italiaでは良くある景色。受け取る方も3割ほど割り引いて
聞いているから大したことにならない。

■Italia海軍の演奏で乗船として下船
 立つ位置のこのバラバラ感がItaliaっぽくて良かった。
 部分はどうでもいいんだ。本質だけが命。音はとてもキレイだった。
 タクトを振るのは、その時アドリブで希望した客。
 髪を振り乱して振る年配の女性もいれば、
  一方、小さな女の子が
 正確に演奏する人とアイコンタクトをしながらタクトを振る子もいた。
 「ああ・・(音楽を)やっている子だとスグわかる♡」

イギリス海軍の演奏で乗船

■操舵室の中
帆船は、操舵室は船尾にあります。
なぜか?船尾から帆を浮ける状態をみながら操舵できるからです。
この操舵手というのが大事で、経験だけではできないのですが
センスと風を波を感じて、天候を読む第六感がいる。
 現代らしく、PCは大画面の2画面です。これは絞りまくって
無駄を省きまくって2画面までシンプルに洗練されている。

操舵室


■航海地図はアナログ

このシーンが1番、私は感動しました。
3日後には東京を離れなければいけません。残業中です。
デジタルで出来ること、アナログでしかできないことが分けるのは
あるのです。
私はステーショナリーが好きなのですが、この船のそれは
ステッドラーの鉛筆や製図用具、そしてコンパスなどでした。
センスがバリバリにいい。海の上を走る書斎のようした。

大事なこと(航海地図)はアナログで書く操舵士の見習いの若い男性

この小さな女の子は、どんな気持ちで彼の手をみているのでしょうか?

■夜のライトUP
グリーンと白とレッドの3色。下から光源をおいています。
とても美しく東京湾に浮いています。

夜のライトUP

■ 参考までに・・この写真を撮っている建物も同じようにライトUP

イタリアンカラーにライトUPされた現地

■ 生のItalia オペラを鑑賞して満足

オペラのアジア人の女性ピアニストと男性テノール歌手は韓国姓でした。
イタリア人と対等にオペラを歌えるのは凄いなと思います。 白鳥のように、優雅に泳ぐその水面下で漕ぎつづける努力をされているのでしょうね。

Italiaオペラ

「楽しい饗宴をおえたヴェスプッチ号は2双の牽引船に引っ張られ桟橋を離れていきました。 マンションのベランダからお見送りしましたよ。」
と その知人の方から今日8/30の夜にご連絡を頂きました。


「...goes into the main subject」

やっとここまで、来ました。私の旅日記をここまでお付き合いして頂きましてありがとうございます。(._.)
ここで退席をして頂いても結構です。

■私が書きたいのは、「船には意思がある」ということ

そういえば、昨日のオペラでも「O Sole Mio」が楽曲の一つにありました。
私の大好きなテノールのイタリアのオペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティと比較してしてしまっては申し訳ないですが、三大テノールの一人です。
「O Sore Mio」とは「私の太陽よ」という意味です。
その歌詞を書いてみますね。
太陽とミカタにして、海を航海するのはまるで、ワンピースの
世界ですね。日本で言ったらお天道さま、エジプトの太陽信仰の
ようで素晴らしい。
神が船と共にいるという意味で私は捉えています。
逆を言えば、神が船から離れたその船は沈む。人間もそう。
人が神のご計画(=御旨)から離れたら、人は隙だからになり
自分の内側から出るよくないエネルギーである「悪」の飲み込まれる。

①私のカトリック・キリスト教では
「(神がその存在を)お赦しなった悪魔というエネルギー」

②古代神道では
「本来生まれてきてから与えられている清い心を覆う
異心(こと心)と呼ばれる俺が俺がいう雑欲で、神から離れて
しまい、自分だけが拠り所になる」
神道はそれを あの太陽神アマテラスオオミカミですら
日々 それを祓っていると教えています。

<O Sole Mio和訳>

このように船は、神の計画を、人生の大航海をする人間に教えてる為に
意思を持っている船があると私は信じています。
船に意思があるというより、神の意思が船に宿っていると言ってもいいでしょう。だから、ワンピースの世界ではないですが、その船の声を聞ける人間は大航海を実行できる。それはとても楽しいしワクワクする。
義務感(have to)でやるのではなく、自分の心からの欲求(Want to)のまま
錆びることなく、航海ができる。

それは船の声を聞ける人だけができること。

神の声だけを聞ける人だけができること。神は自分の心に家をつくるから。
そして、ずっとその家にいるとは限らないから、呼ばないといけない。
探し続けないといけない。

■ アメリゴ・ヴェスプッチはイタリアのフィレンツェの名門出身の探検家
  の話をしよう。

イタリア旅行をした経験のある人は、フィレンチェのウフィツィ美術館を訪れて、イタリアルネサンス期を代表する絵画、サンドロ・ボッティチェッリの『プリマベーラ(春)』、『ヴィーナスの誕生』の本物の巨大な作品を見上げて圧倒されるに違いない。

または、「サイゼリア」で『プリマベーラ(春)』の絵をみたことがある人は多いと思います。

<プリマベーラ(春) by ボッティチェリ>

このボッティチェリのビーナスのモデルになったのが
ヴェスプッチ家の女性だった。
メディチ家と関係のある家柄。

今回の船の名になったアメリゴ・ヴェスプッチは、その家系の出です。

アメリゴはヴェスプッチ家の三男として生まれ、兄弟とも高い学歴を与えられて育った。特にアメリゴは、碩学として知られていた叔父のジョルジョ・アントニオ・ヴェスプッチ修道士からラテン語とギリシア語を習得し、プラトンを始めとする古典文学や地理学を学んだという。


 この叔父による厳しい教育無くして、後のアメリゴは無いといわれるほど徹底した高等教育を受けた。その成果は、新大陸発見への好奇心と決意の芽生えや、新たな貿易航路の開発発展の一翼を担う人物として往く道が開かれることになった。

■ アメリゴ・ヴェスプッチは新大陸をコロンブスより8年前に発見をした

こうかくと、新大陸はどこだ?だったということが論点になる。
コロンブスは、新大陸はアジアの一部だと考えていた。
でも、アメリゴは南アメリカを指した。まだ 北アメリカも南アメリカも
区別されていない時代だった。

つまりアメリゴは、それまでヨーロッパやアジア、アフリカ人に知られていなかった北米と南米の両大陸を認識した最初の人物であった。
 この航海中、アメリゴはヨーロッパの友人に宛てて、新世界をアジアとは別の大陸とする手紙を書いた。
 これらの手紙にはまた、先住民との出会いを記録し、彼らの文化が記述された。アメリゴは原住民の宗教的慣行と信念、食生活、結婚習慣、などを詳細に記述した。
 これらの手紙はいくつかの言語で翻訳されて出版され、ヨーロッパで、コロンブスの手紙よりも優れていると評価されてよく売れたという。

■ アメリゴとコロンブスの交友関係

1496年にアメリゴはスペインでクリストファー・コロンブスに会ってお互いに情報交換した。
双方がマルコ・ポーロの『東方見聞録』から受けた影響は大きく、それに描かれた大陸の地理、地形、人々、そして豊富な文化的描写は素晴らしく、大きな刺激であった。

 コロンブスとの出会いによってアメリゴは、未知の国への関心をさらに強め、実際に自分の眼でそれらを見たいと熱望するようになった。
 アメリゴにはそれまでの修学によって、短期間で目的地へ到達するための天文学による航海学、地図作成の深い知識があった。

 彼は探検隊に同行する決心を固め、その時を待った。スペインのカトリック国王フェルナンドが西インド探検航海を企画し、
参加要請を受けたのは43歳であり、彼は初航海に赴いたのである。

■ 追伸P.S

もし、あなたが人生の不安の中 海に漂っていると過程します。
私の仕事ならば、体外受精で結果がでないで無駄にクリニックにお金と時間を費やし、自分が大海原を航海する航海士であることを忘れてしまった人を
たくさんみてきた。

航海士で必要なスキルはなんだろう?
患者として体外受精を高齢でも成功させる人とそうでない人の違いはなんだろう?経験値?スキル?

それは単なるソフトスキルにすぎない。もっとコアなハードスキルが
この大海原を航海する「アメリゴ・ヴェスプッチ号」のように
生き残るには、
たぶん 目的意識だと思う。
自分の船の操舵室にいって、「私はどこに行きたい?」
「私は何のためにこの航海を大金をはらってまでやろうとしているか?」
その方向が太陽の位置だと思います。

是非、太陽の位置を見失わないようにしていください。

こういう風に考える人もいると思います。
「え?太陽って朝 東から登って夕方に西の海に沈むのですけど」と
それは太陽にお願いばかりを言っていいる人であり
自分の位置を航海しながら「羅針盤」で確認できていない人。

そういう人は、自分自分としてこの360度何もない海で航海することは
不安になるでしょう。

俺は(私は)不妊治療の患者さんじゃないと思っている方へ
仕事で不安をもっている方も同じです。本質は全く同じです。

自分!自分!しか打ち出さない。
うちのコンセプト(自社の独自性が見つけらない、マネタイズの方法がわからない)がわからない、誰か教えてくれとnoteを覗いても何も見えないと
思います。帆船のエンジンを誰か第三者から買おうと思っているからだ。
そして何よりも海の風(顧客の声や、声にならないインサイト)を感じられなくなっているからだ。
風がないと帆船は動かないことを忘れしまっている。自分がすべて正しく、自分のロジックが正当で美しく見えてしまう。
すべては自己承認欲求で、机上の空論の価値のないコンセプトを作って
しまう。当然売れない!それは太陽の道とはずれているから。

この「アメリゴ・ヴェスプッチ号」という帆船のように、風を感じてて
帆をはり、自分自身(=神から与えられ羅針盤)と神を信じないかぎり、
船は目的には絶対にその船首を向けないと思います。
神を信じることは、自分を疑わず流されず神の意図に離れるように
舵を調整することだとは私は思っています。他の人はそうではないと
反論するでしょうが・・。

最後に私が愛するレイリーの言葉を最後に付け加えてください。
あの“海賊王”が率いたロジャー海賊団の副船長レイリーの言葉です。

冥王シルバーズ・レイリーの名言

”(自分自身を)疑わないこと” それが強さだ。

<onepiece61巻597話>

海を、自分の自由な海(グランドライン)を最後まで旅をした彼の言葉は
本当に重みがあると思います。


【参考文献】 
https://www.livescience.com/42510-amerigo-vespucci.html
https://www.biography.com/people/amerigo-vespucci-9517978
http://www.yamada-kouji.com

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