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アルゼンチンタンゴの曲の中に”Poema(ポエマ)”という曲がある。
Francisco Canaro楽団(歌手Roberto Maida)の演奏で有名だ。

日本でも淡谷のり子さんや美輪明宏さんも歌っていました。

この"Poema"、最近ではOrquesta Romantica Milogueraで再ブレイクしましたね。

昔のブエノスアイレスでは、有名ダンサー毎に持ち曲があって、その曲を踊っている時は、他のダンサーはそれを踊ることができませんでした。

このPoemaに関してはJavier & Geraldínの踊る曲でした。
ビジャ・ウルキサ地区の伝統的ミロンガであったSunderlandのDJをしていたMario Orlandは、彼らのためにしか”Poema”の曲はかけないと言っていた。

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残念ながらJavier&Gelardínは解散してしまいましたが、最後のExhibitionは台北でした。

いまは多くのタンゴダンサーが生まれ、世界中でタンゴを踊られるようになり、ブエノスアイレスでのタンゴの曲がどのような思いでDJによってフロアに流されていたかなんて知らない世の中になってしまった。

それだけアルゼンチンタンゴが世界中で愛されるようになった証拠であると同時に、ちょっと寂しい現実でもあります。

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