ハットトリックに勢いが大切か?
前回、前々回とJ1リーグ戦のハットトリックについて書いてきました。
その中で「ハットトリックってやっぱり短時間で連続ゴールが決まるよな?」と思い、1点目から何分でゴール決めたかを調べてみました。
前提条件
いつもの如くデータはJ公式のデータベースから。
ゴール時間ですが、ATにゴールを決めた場合、例えば「45'+3」と表記された場合は48分として計算しています。後半開始は「46'」からですので、前半ATに得点した場合は実際の間隔は違うことになります。
前半ATにゴールして後半開始早々にもゴールした例は1つだけあります。
それが2021年第6節の当時北海道コンサドーレ札幌に所属していたアンデルソン・ロペス選手のハットトリックで、前半45'と45'+8、そして後半開始早々の46'にゴール。このゴール間隔は1→2は8分、2→3は1分としています。
5分以内のゴール
1点目から2点目が5分以内
1点目から2点目のゴールを5分以内に決めたのは42回。率にすると約16.2%が5分以内のゴールとなっています。そのうち5回は3点目も5分以内に決めています。
最短は1分で3分以内だと20回で約7.7%となっています。
2点目から3点目が5分以内
2点目から3点目のゴールを5分以内で決めたのは41回と1点目から2点目とほぼ同数となっています。
最短は0分!でそれも2回もありますね。3分以内だと25回と1点目から2点目より若干増えています。
6分以上10分以内のゴール
1点目から2点目が6分以上10分以内
1点目から2点目が6分から10分の場合は42回で5分以内と同数。
ただ6分でのゴールが14回と1分から10分の得点回数では最多となっています。
2点目から3点目が6分以上10分以内
2点目から3点目が6分から10分の回数は53回で、9分後が13回と最多となっています。
10分以内のハットトリック
10分以内のハットトリックを抜き出してみますと、15回、そのうち3回が5分以内。真中選手の3分の記録は破られていませんし、レオ・セアラ選手とマグノ・アウベス選手のハットトリックと何となくセレッソにゆかりが(マグノ・アウベス選手は違う意味ですけどw)
ウェズレイ選手が2回も10分以内でハットトリック、そのうち1回は4得点というのも凄いですね。
4得点以上
4得点以上も抜き出してみましたが、延べ20名が達成。ほぼどこかで10分以内でゴールしていますが、2名だけそれぞれ10分以上間隔空いて4ゴールも決めてます。高原直泰選手はまあ良いとしてもう1人が田中マルクス闘莉王選手なのがw。DFで4得点とかww
面白いのはウェズレイ選手が2年連続で1stステージの第13節に4得点しています。
前半のみでハットトリック
続いて前半のみで達成したハットトリックを見てみましょう。
前半のみでハットトリック達成は20回、最短は我がセレッソ大阪の西澤明訓選手の7分間でのハットトリック。
前半のみで最多得点は今シーズンの町野選手の4得点で21分間で達成しています。
後半のみでハットトリック
次に後半(延長込み)のみで達成したハットトリックを見ますと53回と前半のみの20回の倍以上の回数となります。
やはり後半は前半に比べお互い心身ともに疲れてきて、オープンな展開になることが多いということでしょうか。
最短は真中選手の3分間。前半のみの場合と合わせて最短が両方セレッソ大阪の選手なのが面白いです。
後半のみで5得点が2回、4得点が1回有ります。
後半ATのみで…というのはさすがになかったですが、伊藤涼太郎選手が今シーズン第8節に後半ATに2発でハットトリック達成しています。
まとめ
まとめますと、連続ゴールの最短は0分、最長は78分。平均は約20分。
ハットトリックの最短は3分、最長は96分。
ハットトリックするなら3分間で連続ゴールする割合が約8%、5分間で約16%、10分間で約35%、15分間なら約48%の割合となります。
15分で「勢いが…」と言って良いのかは微妙な感じもしますが、約3割は10分間に連続ゴールしているとなると、やはり「勢い」は大事でしょうか。
逆に言えば15分以内に連続でゴールしないとハットトリック達成は難しいとも言えるのではないでしょうか。
と言うことで…
全体的にハットトリックは減少傾向な気がしますが、我がセレッソはそろそろ誰かハットトリックを達成してほしいです。
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