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J1リーグのハットトリック(その2)

前回J1リーグ戦のハットトリックについて調べましたが、もう少し(思いつきのw)データを見ていきます。

前提条件

いつもの如くデータはJ公式のデータベースによります。
チーム名とスタジアム名につきましては名称に「揺れ」がありますが、これも一応そのままにしています。スタジアム名称の変遷まで全て追えませんので…
試合数などは2023J1リーグ第26節までとしています。


シーズン別のハットトリック回数

前回でも調べましたが、よく考えると各シーズンで試合数が違いましたので、各シーズンの1試合当たりの割合も出してみました。

シーズン別1試合当たりのハットトリックの割合

1998年が306試合で27回と約8.8%のハットトリック率で断トツ。
次に開幕の年、1993年で試合数が180と少ない割に10回で5.6%となっています。
全体では約2.9%の割合ですから34試合に1回はハットトリックが見れる?という計算でしょうか(考え方あってる?)

チーム別ハットトリック回数

前回も調べましたが、各チームの試合数が異なりますので、こちらも1試合当たりのハットトリック率、被ハットトリック率とそれらを合計したもの、つまりそのチームの試合を見ていればどれ位の確率でハットトリックが見られるか?というのを調べてみました。

チーム別試合数当たりのハットトリックの割合

ハットトリックと被ハットトリックを合計するとガンバが38回でトップ。
1試合当たりですと市原が6.1%でトップ。
自チームのハットトリックだけ見たければ横浜M、自チームがハットトリックされるのを見たくなければ市原の試合は見ない方が…
とまぁ今は(厳密にはあるけど)存在しないチームがトップに来ています。
マリノスは合計するとハットトリック24、被ハットトリック6、合計30、試合数1050でそれぞれ約2.3%、約0.6%、約2.9%となり、ハットトリック比率ではやはりトップ(1シーズンの長崎を除く)ではあります。
長崎は1シーズンのみでハットトリック、被ハットトリック共に1回で高い比率となりますが、母数が少なすぎますね。
徳島と松本はハットトリック、被ハットトリックともに無いようです。

スタジアム別ハットトリック回数

スタジアム別ハットトリック回数

次にどのスタジアムに行けばハットトリック見られる確率が高いか?と言うことで集計してみました。
3回以上のスタジアムのみ抽出しました。
当然ガンバや名古屋のハットトリックの合計回数が多いチームのホームが多いかと思いましたが、名古屋は瑞穂と豊田スタとの2つを使い分けていましたし、瑞穂が「瑞穂球」、「瑞穂陸」、「パロ瑞穂」の表記に分かれているので分散した格好です。
瑞穂を全て合計するとハットトリック12回、試合数287で約4.2%となります。(多分合ってる)

さて改めて確認するとガンバのホーム、「万博」が18回でトップ。試合数も多いので約5.2%の確率。
ハットトリック率が高いのが「長居」と「市原」で165試合で14回の約8.5%。ちなみに「ヤンマー」は71試合でハットトリック0回ですw
回数上位の3つは今は使われていないのも面白いところ。
他に5%を超えているのは「磐田」「三ツ沢」「平塚」となります。

対戦カード別ハットトリック回数

対戦カード別ハットトリック回数

最後にハットトリックが多かった対戦カードを見てみましょう。
3回以上のカードのみあげています。
名古屋が浦和相手に4回ハットトリックを達成していて、これが最多となっています。
柏は大阪のチームに強く、柏とセレッソは同じ相手にハットトリックやられがち。
ガンバはハットトリック回数が一番多い割には同じチームに偏らず万遍なく取っている感じでしょうか…(唯一固め取りしてるのがセレッソというのも…

と言うわけで…

傾向としてはハットトリックは出にくくなってきているようですが、今シーズン残り8節で260番目のハットトリックは生まれるでしょうか?
その260番目がセレッソの選手でありますように…


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