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疾走

疾走する車の窓から手を差し出した


そう時速は100キロ


いや150キロかも


差し出した手はぶるぶる震える


それが心地いい


風に体の一部をあずける


あなたの運転に命もあずける


他には何もいらない


そうこの瞬間


わたしは風になってあなたに溶ける


一緒に死んでもいいよ

出版をしたいという夢を応援しています。