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1人旅のつらいとこ

エストニア タリン。

ヘルシンキからフェリーで着き、旧市街から徒歩5分、フェリー乗り場から徒歩10分のAirbnbへ。

民泊の良いところはその国の人たちの実際の暮らしが垣間見えるところ。そして、気をつけなければいけないのは民泊のオーナーが安心感があっても、ゲストが誰だかわからないところ。

部屋に着いたら、男の人が部屋開けっ放しの音楽かけて寝ていて、いい感じの音楽ならいいけど、センスない選曲にイラッとしてしまった。

こういうことはあまりないので、驚いた。朝起きたら、じいちゃんだったよ。心の準備とも必要なので、オーナーとの宿泊前のコミュニケーションは大切。もしかしたら私が神経質なだけかもしれない。

タリンの旧市街は小さくて可愛い。歩いて回れるサイズの街だ。旧市街でもwifiは使いやすく、むしろ持っていったwifiは繋がりにくくて困った。

この後もバルト三国、ポーランド、ウィーンと回るが、1番王道の旧市街な感じがした。実際可愛いかったし。北欧と全然違うのでテンションがあがる。

北欧住みの駐在妻にもおすすめできる。フェリーで、ぜひ行って欲しい。おすすめのフェリー会社は、フィンランドのnoteにて紹介済み。

わかりやすく旧市街の入り口があり、トラムを降りて旧市街へ進む間には、お花屋さんが連なっている。そこからは中世の街並みを感じながらまっすぐ進む。

ガイドブックにも書かれているOlde hanzaというレストランを右に曲がると見晴らしの良いラエコヤ広場に青空市が。ここでは日本人ツアー客もいっぱいいた。歩くだけで可愛いこの街でも、時間に余裕があったので、ウォーキングツアーに参加した。

ドイツやロシア、周りの国からの統治を経て、独立した国は、IT先進国として明らかに発展していた。なかなか興味深い歴史と見応えのある街並みはコペンハーゲンに比べるとライトで英語力に不安な私でも問題なかった。
ただ、この街はツアーに参加せずとも楽しめそう。

ツアーの前には、質素な北欧旅行からの仕切り直しでトリップアドバイザー 1位のレストランに行ってみた。店内はこじんまりとしていて、ほかに大阪からの日本人旅行者が1組いたおかげでエストニア感を感じなかった。

隣の席にはウエディングの打ち合わせをする英語圏の若者がいて、こんな感じなんだ〜と横目に観察していた。どの国でも花嫁は全力。

お店の接客はすごく気持ちの良いもので、おすすめ上手。おすすめに便乗したら、黒ビールのアルコール度数が高くて昼からほろ酔いだった。もちろんアルコールが高いことは前もって教えてくれていた。いいサービス。

ランチなので、気兼ねなくメインを1品、ホームメイドのパンは繊細な味でカボチャの種が香ばしくて癖になった。

メインの牛肉も柔らかくマッシュルームのソースが美味しい!久しぶり!いいじゃないエストニアの食文化!

気分良くウォーキングツアーに参加して、解散。一応話の種にOlde hanzaでスープとご当地ビールくらい飲むかと思い、丁度日本語メニューを見ている女子がいたので、声をかけて2人でご飯。

スープじゃ一瞬で終わりそうなので、イノシシ肉と熊肉のソーセージをオーダー。ハチミツビールが美味しかった。

ソーセージは普通だけれど、付け合わせがことごとくまずく、ラディッシュソースがわさびマヨネーズなのでそれとソーセージをつまみに日本人との食事を楽しんだ。

日本にいてもだけれど、人に声をかけることに恥じらいがないので、旅先では割と日本人をナンパして夕食を食べる。
“自分の世界”なお一人さま女子や挙動不審な男子がこの旅では多くて、夕食をご一緒したのはこの1回だけだったけれど。

メモリー的な感じでこの店を活用するのはおすすめなので、ぜひ使って欲しい。月曜日以外は昼、夜と演奏があり、ディズニーランドのような店内で中世の民族衣装を着た店員にサービスされて面白い。

街の中心にあるので、店員さんに夜の演奏が何時からかを確認してまた来ると伝えると食前酒のクーポンをもらえたので、恥じらいを捨てて話しかけるべきだと思う。

8時には満席でツアー客も2階に入る盛況ぶり。しつこいが味は大味なので、スープくらいでいいと思う。
ご一緒した子は前菜プレートとラム肉のオーダーをして、食べきれずに包んでもらっていた。海外は割と包んでもらえるので、聞いてみるのもいい。

食前酒は、隣の土産物屋さんでも買える。夕食を終えて、また1人の私は隣の土産物屋さんで1ユーロでさっきの食前酒を試飲できたので、別の種類を試してみた。

喉にいいとか胃にいいとか薬草ベースの養命酒的な売り方。喉にいいショットを1杯頼んだ。お店のお姉さんは周りの人にも一緒にどうだと勧めるが、飲むのは私だけだった。

ここでまさかの1人旅のつらみが・・・。

ショットを飲む時にはポーズと掛け声があるからと強要される。まず、姐さん声でかいっす。飲むの私だけよ?

左手の人差し指と小指でショットを持って〜
右手は頭の上〜
左脚を右脚にかけて〜
カンパーイ!!声小さいよ!もう1回!!
飲み干せ!ってな感じ。

辛かった。女1人でしぇーのポーズでショット飲み干すの。

1人旅は好きで、いいところがいっぱいあるけど、やっぱり誰かと一緒にいられる幸せに気付かせて貰える瞬間があるのが、1番いいところだね。

恥ずかしい思いをして、ヌガーをお土産に一袋買って、また街散歩だ。
まだまだタリンについて、紹介したいところはあるけれど一人旅のつらみについてはこれくらいだ。

ひとり旅のつらさを表現できていないフォトアルバムはこちら

ひとり旅のつらいとこ
一人飲み。ひとりごはん。感動や不安を分かち合えないこと。以上。

旅のこと文章のこと写真のことを主に載せています。フォトアルバムと同じタイトルの文章があるので、そちらを読んでいただくと、より旅の面白さが伝わります。#旅と写真と文章と