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生命と生命でないものとの境目は何なのか

僕は理科が専門で大学時代は
TMTトリプシンの固定化酵素の研究をしていました。

今でいうバイオテクノロジーです。
洗剤に含まれている「酵素」の周りを囲んでいる
マイクロカプセルがいつ、何度で溶け出すと洗剤に作用し、
より綺麗になるか、という研究です。
そしてどんな材料でマイクロカプセル化するかと
いうかなり高度な研究でした。


EM菌や水素水、飲むコラーゲンなどは「効かない」
とする意見もあるのですが、それはデータを示した方が「勝ち」となります。
科学ですから。
実感では効きませんけどね。

しかし「プラシーボ効果」も見逃せません。
これは「心理学」になるのでしょうか。
「信じるものは救われる」のです。
だからそこの繋がりを証明しないと結論は出ないのです。

ほとんどのサプリはこのプラシーボ効果です。
化粧品もそうです。

「丸山ワクチン」を始め「紅茶キノコ」など多くの「ニセ科学」と
言われているものが全て「ニセ」かを証明するのは
やはり研究室の人間にしかできないことだと僕は思っています。

下は僕が応用微生物研究部で研究していた生命の原型、
アラビアゴムから作ったコアセルベート。

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コアセルベートは生命ではありません。
しかし細胞によく似ています。
くっついたり分解して増えたりします。

生命と生命でないものとの境目には何があるのでしょう。
それを追求したいです。
人は死ぬと21g〜30g軽くなると言われます。
それは魂でしょうか。

生命と生命でないものとの境目はこのコアセルベートに秘密がありそうです。

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