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帰りの会って要らんでしょ

「柴田克美教育大全集」 の人気記事です。

教員時代。

うちのクラスの帰りの会はこうでした。

一応やらなくちゃいけないんで
やるんです。
「帰りの会」と名のつくものはやるんです。

今日の振り返り
反省。
先生のお話とか・・・

でもね、実際は帰りには
やらんのですよ。

振り返るの大っ嫌いなんで。

未来だけみろと普段から言っているので。

そういうことは

「昼の会」で給食を食べながらやってしまうのです。

食べながらやると
嫌なことは出てこなくて、良かったことが
出てきます。

係からのお知らせなんかも昼の会でやってしまいます。

そんでもって帰りはどうやったかというと

当番が「帰りの会を始めましょう。」と言います。

次に

「起立。鞄を背負いましょう。」と言います。

次に

「机の整頓をしましょう。」と言います。

みんなが机を揃えて椅子を中に入れます。
教室がピシッと揃います。

そんでもって当番が

「さようなら。」でおしまいです。

1分かからなかったです。笑

いつも全校で一番はやい「さよなら」だったですね。笑

僕は外国の映画で
授業が終わると先生が
「はいここまで」と言って、生徒がそれぞれにバタバタと
勝手に帰っていくのがたまらなく好きなんです。

本当はそうしたいのですが、
一応全校の日課に「帰りの会」があるので
1分しかやらないけどやるのですよ。笑

子どもには大好評でしたね。

何せ6年生が1年生より早く帰るからね。笑

それをネチネチと
「今日の反省」と称して
誰くんが掃除をサボって困るだとか、
誰ちゃんがいじめてくるだとか、
やるわけですよ。

「みなさん、どう思いますか〜」とか
それで先生の話もまた説教じみたことを
長々とやるのです。

子どもは早く帰りたくてうずうずしてるのに。

こら、なんで動いてるの!なんて、叱ったりしてね。

くだらんでしょ。

早く帰らせたほうがいいのにね。

「帰りの会」要らないですよ。実際。笑。


教育書には書いてあるけどね

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