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りんごの味

りんごの味をいっこちょうだい

剥かれる皮は あかい道

ヒールが泣いた 坂道に

右手も笑う 厚いドア

君の窮屈そうなポケットに

僕の左手いれさせて。

りんごの味をいっこあげる

回して剥いてさんじゅうよん

壁にしみこむ あの声を

僕はこの目で 抱きしめる

君の窮屈そうなポケットに

りんごの味をすきなだけ。

僕らはきょうも 坂をのぼって ここに来た

いつかは消えるりんごの味を 信じるために

作詞:ナガオクミ
copyright©hanapira records

今年34周年を迎える神戸のライブハウス「ビッグアップル」にむけてギタリスト清野拓巳さんが作曲した『Appleseed』という曲にインスパイアされて書いた詩。先日のライブでは演奏の中で朗読をしました。

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