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雲をあつめて

おおきな木の机 
すこし甘い紅茶
名前のない花はそれだけで なんだか楽しげ

引き戸の軋む音 
だれかの囁き 
空気が揺れてるよろこびを 柱は知ってる

こんな静かな夜に 浮かんで消える
しあわせによく似た笑い声
それは明日の朝の 気持ちにのこる
しあわせよりも確かな日々

変わらないものなんて あるわけないと
あのひとは言ったの 冬の夜
だけど格子の窓に 漏れる灯りが
明日も明後日も 続きますように

黒い猫が飛んだよ 
鈴ひとつ鳴った

作詞:ナガオクミ
copyright©hanapira records

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