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飲んでる時には告らんといて

むかーし、私にはすごく好きで好きで憧れていた男性がいた。
好きで好きでたまらず、ある日私は酔った勢いで彼にメールして
「あなたのことが大好きです」と告白してしまった。

すると彼からはこんな返信が。

「ありがとう。すごく嬉しいけど、多分今酔っ払ってるよね?
俺は酒を飲んでいる人の言葉は、例えいいことでも全部受け入れないようにしてるんだ。
本当にそう思ってくれるのなら、君がシラフの時にその言葉はもう一度聞きたい。
でも単に酔ったノリならこのまま忘れるから大丈夫だからね。」

ガーン!!

恥ずかしい…恥ずかしすぎる!
なんと浅はかだったのだろう。
一気に酔いが醒めたのを覚えている。

確かに酔った勢いで好きなんて失礼すぎる。
彼の言う通りだと思った。
そして、酔っ払い女の戯言に対して真摯に答えてくれた彼をさらに好きになった。

私は翌日朝からもう一度メールした。

「昨日はごめんなさい。朝になって冷静になって考えましたが、やはりあなたのことが大好きです。
酔ったノリじゃありませんでした。」

彼は

「そうか。じゃあ、受け入れるよ。俺も好きだよ。」

と言ってくれた。

それから私の知らない世界を沢山学ばせてくれた方だったけれど、付き合ってみると男女としての相性はあまり良くなく、長持ちはしなかった(つうても遠距離で1〜2年ほどだったかと)

これも男女学的に大きな学び。

憧れが強いほどリアルな関係とのギャップがあるわけですなw

ただそれからというもの、私自身も男性の酔ってる時の言葉は真に受けることはなくなった。考えたら自分自身が酔ってる時も同じく信憑性が薄いのだもの。

大人なので、お酒が恋愛のきっかけになることも理解してるけど、
まだパートナーじゃない場合は、酔ってる時の「大好き」だの「愛してる」だのは正直ノリでしかないと思う。
特に男の人のそれはセクシーな展開のためのものであるのがほとんどなのだ。

私自身がお酒を飲むことが大好きなので、だからこそ自分も気をつけたいところでもある。

なので男の人のはずみやノリでの口説きにも大らかなつもり。
前から好きだっただの好きだからキスしたいだの愛してるだの真に受けない。

「あーはいはい、酔ってるのねw」

としかぶっちゃけ思わない。

大らかではあるけど、それが度重なると当然そんな男性への信頼はどんどん薄まっていく。
薄っぺらい人だな、と思うようになる。

なのできっかけがお酒の場だったとしても、昼間のシラフな時に同じことをちゃんと言えない男性は信用していない。

そんなわけで、私を好きだと思ってくださる素敵な男性は、ぜひシラフの時に伝えてね。

最近「酔った勢いで女性を抱くのはすごく失礼な事だと反省した」と言う仲良しの男性がいて、とても嬉しいことだなぁと考えていたら思い出した話です。

飲んだ場での言葉を真に受けてメンヘラっちゃダメ!!←昔よくなってたワシw
あなたは最高にいい女&いい男なんだから、自分を下げちゃダメだぉ。

まぁ、そんな恋愛与太話です。

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