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ランニングアプリにAIを搭載してみたら

昨日の朝、週末恒例のランニング中に
つらつらと考えたことを言語化して
おきたい。

日中、35度を超す酷暑ゆえ、
朝早いうちに走り終えたい、
願わくは30度を超える前に。
そんな思いで、6時半ごろから
走り始めた。

2時間かかったとしても9時前、
予報では30度に行くのが9時台
となっていたので、大丈夫な
はずである。

最初の1㎞のラップは5分強。
最近のいつものペース。
この調子で、痛みなど不測の
事態がなければ21㎞行けるかな、
と思いながら淡々と進む。

すると、2㎞のラップが突然
7分近くになる。
同じペースで走っていたはず
にも関わらず、だ。

愛用しているナイキのアプリが
突然イマイチな反応になるのは
かつても経験したことがあり、
何か不具合なのだろうと気を
取り直して引き続き走る。

しかしながら、
3㎞のラップも、
4㎞のラップも、
一向にペースが戻らない。
ずっと6分強のラップで走って
いることになっている。

そんなはずはない。
自分のペースは自分の身体が
それなりに覚えている。

6分強もかかっていたら、
さすがに自分でも分かる。

だが、原因をその場で探ること
などできないし、そもそも
止まってアプリをいじった
ところで解決する自信もない。

仕方なくそのまま走り続ける。
10㎞まで進み、依然として
平均ラップは6分超。

ふと、アプリがわざとラップを
過少に伝えてきたり、逆に過大に
伝えてきたりしたらどうなるの
だろうか
、そんなアイデアが頭を
よぎり始めた。

本来であれば、計測アプリはその
正確性こそが命
である。
着実に、正確無比な計測結果を
本人に報告してこそ、存在意義が
ある。

そこに、AIによる学習を取り入れて、
目標ラップを上回っていると調子が
出る人には少し「盛った」ラップを
戻してやる
ことで、調子が上がる
ように仕向けてやる。

逆に、目標ラップを下回っていると
何とか盛り返そうと頑張るタイプの
人には、すこし控えめなラップを
戻してやる
ことで、調子が上がる
ように仕向けてやる。

そして、アプリを何度も使い続ける
ことでAIが本人の特性をより深く
理解
していき、どんな計測結果を
戻すと全体的なラップタイム向上に
効果的かの知見を貯めて、それを
実際に活用
してくれるのだ。

そんな学習能力を誇るAIを積んだ
ランニングアプリができたら、
トレーニングにそれなりに効果を
発揮してくれるかもしれない。

なんてことを夢想したものの、
アプリを使う本人が、
「このラップはAIが盛ったのかな?
それとも素のラップに近いかな?」

などと気になって仕方ないのでは
ないか。

そんな疑問が拭えず、このアイデアは
あまり現実的ではなさそう
だ、
というのが結論である。

その後、10㎞を超えて、自分の感覚と
しては明らかにペースが落ちた
にも
関わらず、なぜかラップタイムが向上
していった。

最後は暑さにへばったこともあり、
18㎞で終わりにしたのだが、後半の
巻き返しによりトータルでの平均
ラップが6分/㎞。

ナイキのアプリには、是非とも
正確なラップを刻んでもらいたい


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