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現代企業論@早稲田大学でマーケティングを語ってきた話

およそ2か月半ほど前のこと。
気鋭のドラッカー研究者である、
ものつくり大学教授の井坂康志先生
お会いした際に、彼が非常勤講師を
務めていらっしゃる早稲田大学で、
マーケティングの実務に関する話を
してもらえないか?

との打診をいただいた。

井坂さんの頼みとあらば、
何を置いても是非ご協力したいという
ことで、前向きなお返事をしたところ、
12月後半に実施しましょうとの話が
決まり、遂に昨日早稲田の地を訪ねた。

いただいたお題は、
「マーケティングという仕事について、
現場での経験を中心に話して欲しい」

との内容。

井坂さんご自身は、マーケティングの
理論的なことは勿論理解があるのだが、
実際に企業のマーケティング部門に
おいて手を動かしたご経験はない。

普段の理知的な講義内容に加えて、
より具体的な、現場の生々しい事例
学生に聞かせることで、
企業のマーケティング活動を立体的に、
手触り感を持って理解してもらいたい、
そんな井坂さんの意図を汲んでの
講義となった。

「現代企業論」という講座名が示す通り、
講座自体はマーケティングだけを専門に
扱うわけではない。

より広い視野で、「企業」という存在が
現代社会においてどのような役割を果た
しているのか
を、ドラッカーを媒介に
しつつ教えていらっしゃる。

なので、前半では、マーケティングの
理論的な枠組み
を、出来るだけ分かり
やすく説明をしておいた。
その上で、後半では、その枠組みの中で、
現場においてはどのような実務を行って
いるのか
を、出来る限り具体的な事例を
多く盛り込む
形で説明し、ただただ
具体例を聞いて何となく楽しかった~
にならないよう留意した。

120名登録している学生のうち、
実際に教室で受講する学生はおよそ
100名ほど。
クリスマスのタイミングということも
あったのか、100名にはやや欠ける
入りであった。

この学生たちが、今日の私の大切な
お客様
である。
そんな気持ちでマイクを握り、
いかに内容を分かりやすく、面白く、
興味を持ってもらえるように伝えるか、
90分間の一本勝負

あの手この手で、場を盛り上げるネタ
差し挟んではみたが、反応が今一つ。
これはなかなかハードルが高かったか、
などと若干落ち込んだ。

それでも、後で井坂さんにお話を伺うと、
今の学生の反応は大体こんな感じです」
とのこと。
「意外とちゃんと聞いていて、こちらの
意図をしっかりと受け止めている
ことに
毎回驚きます」
とのことで、慰めていただいた。

毎回授業で課題レポートが出されており、
今回も400字程度の感想を提出する必要が
あるとのこと。
後日、井坂さんから、それらの感想を
シェアいただける
ことになっている。
彼らが、私の話をどのように受け止めて
くれたのか、今から読むのが楽しみで
ある。

ちょっと長くなってきてしまったので、
追って後日、講義内容についてもう少し
詳しく書いておこうと思う。

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