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数年越しにやっと試したチョコアイス

もう何年前か覚えていないが、多分
3年ほど前だったと思う。
日経MJで、「このアイスが人気」
ということで紹介されていたのが
森永製菓の「パキシエル」

チョコレート好きが好む、分厚い
板チョコに覆われた、本格的な
チョコアイスといううたい文句。
正直なところ、スーパーなどの
店頭で見たことがなかったので、
人気と言われても全く実感が湧かず、
記事を読んだときは一瞬興味を
そそられたものの、すっかり記憶
から遠のいていた。

それが、昨年の秋頃だったろうか、
近所のOKストアに並んでいるのを
発見し、これは食べねば!と決意
したのだが、暑い盛りが過ぎて
いたのと、糖分過多なアイスを
ほいほい食べるのは極力控えたい
という思いもあり、夏が来るまで
お預けすることに決めた。

そして週末、OKストアに買い物に
行くチャンスがあり、マイバッグ
の容量も問題なさそうだったので、
今日しかない!と購入。
ついに3年越し(?)の片想いが成就
したのだった。

7本入りで、300円位だったと思う。
1本40円強だからとてもリーズナブル。
懐かしのホームランバーよりも一回り
あるいは二回り細身な感じ。

味の方は・・・
噂に違わず美味しい!
1本40円でここまでの味が出るなら、
十二分に合格点である。

パキシエルの名前の由来は、サイトに
ある通り、
「パキッとしたチョコのシェル(殻)」
に覆われたアイスだから、ということ
らしい。
このチョコのシェルを実現するのに、
相当な苦労があったということが、
件のMJに書いてあったと記憶している。

製品開発の苦労話というのは、
どの業界でも色々な秘話があって
興味深いもの。
成功した商品だからオープンにする
ことができるだろうが、もしこれが
失敗していたならば、きっと世の中に
苦労話は一切出て来ない。
なかったことにされるのがオチだ。

幸い、パキシエルは、コンセプトと
いうか、狙いが良かったのだろう。
リピーターがものすごく沢山つく
人気商品として成長したので、
苦労話を語る資格が生まれたとも
言える。

MJで検索してもヒットしなかった
のだが、ITMediaビジネスオンライン
というところに、同趣旨の記事が
あったのでリンクを貼っておく。

これによると、発売3年で売上が
2.5倍に達したというから驚きだ。
記事は、2016年・・・3年前では
なく既に4年前であった。

そして、製法の秘密についても
ちゃんと詳しく載っていた!
まさにこんな話をMJで読んだよう
な記憶がある。
通常は、ディッピング=アイスを
チョコの中に浸してそれを冷やし
固めるという製法が一般的。
それを、先に板チョコの「側」を
作って、中にアイスを流し込むと
いう製法を採用、これによって、
パキッというチョコの食感を作り
出すことに成功しているのだ。

更にすごいのは、このパキッという
食感の最初の一口のインパクトを
最大化するために、チョコの厚みに
徹底的にこだわった点。
3㎜程度だとあまり驚きがなく、
12㎜にしたら若い男性でも硬くて
噛めなかったということで、最終
的に7㎜に設定。
ITMedia記事にある写真を見ると
分かる通り、結構な厚みがあり、
確かに「チョコを食べた!」という
満足感、噛み応えを実感できる。

何度もトライ&エラーを繰り返し、
こだわりのコンセプトを実現して
大成功を収めたパキシエル。
こんな開発秘話を聞いた上で、
実際に食べてみると、これがまた
より一層美味しく感じるのである。
脳が騙されているのを承知で、
チャンスがあれば是非召し上がって
いただきたい。

アマゾンでは、9箱(!)セットで
売っている。
1箱317円、送料を考えたら合理的
なお値段と言えそうだ。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。