ノベルティで驚かせる

会社でお取引のあるGoogleさん。
私が直接やり取りすることは、
少ない、というよりほぼないが、
時折セミナーの案内をいただい
たりする。
先般、YouTubeをどのように広告
に活用するかというセミナーを
やるということで、是非聞いて
みたいと思い申し込んだ。

あいにく、このコロナ禍の影響で
リアルのセミナー開催が中止と
なり、代わりにオンラインでの
ビデオセミナー形式による開催
となった。
そこで何が話されたかは、一応
機密扱いゆえ省略、悪しからず。

セミナーを受講した後に、
アンケートに答えると抽選で
YouTubeグッズがもらえるかも、
ということで、グッズにはさして
期待もせず、むしろアンケートの
設計はどんな風にしているのかな
という興味の方が先に立って、
答えておいた。

そんなことはすっかり忘れて
いたわけだが、今日会社に出社
していたら、段ボールにまで
YouTubeのロゴが入った宅配便の
荷物が届いた。
開けてみたら、写真にある通り、
様々なノベルティの数々！

大きなサイズのトートは、
シンプルなデザインで結構使い
勝手が良さそう。
白い大きなタオルも、質の
良さそうな感じ。
赤い大きめダイアリーは、
モレスキン・スタイル。
他には、ステッカー、箱ティッシュ、
ボールペン。
どれもこれも、シンプルな基調に
YouTubeロゴをあしらい、ブランド
の統一感を崩していない。

抽選とあったから、どうせ当たる
なんて思っていなかったのと、
なおかつこれだけもりもりの
ボリュームで送られてきたので、
ちょっとした嬉しいサプライズ。
「YouTubeやるじゃん」
てな感じである。

吉田兼好の『徒然草』に
「ものくるる友」は良き友だという
話がある通り。
ものをもらったら、嬉しい、有り難い
と思うのは自然な反応。
ということで有り難くいただいた。

ノベルティというと、いつも思い出す
ことがある。
以前にロクシタンにいた時のこと。
突然私宛に大きめの荷物が届いた。
なぜか、送付元が・・・
「マンチェスター・ユナイテッド」
になっている。
言わずと知れた、イギリスのサッカー
プレミアリーグの強豪である。
なぜマンU？
一体この荷物は何？
ということですぐに荷物を解く。

出て来たのは、なんとレプリカの
ユニフォーム。
背番号は７、マンUでは歴代の
エースが付けてきた番号。
私にとっては、ベッカムが付けて
いた番号として記憶に残っていた。

そして、何がすごいって、背中の
７の数字の上に
ＨＩＲＡＧＡ
と私の苗字が刺繍してあるでは
ないか！

一緒に入っていたお手紙を読んで
分かったのだが、これは、マンＵ
のマーケティング活動の一環で、
企業スポンサーを募るためのDM
だったのである。
「ここまで凝るか？！」
「一体ノベルティにいくらかけて
　いるんだ？！」
と驚愕である。

DMの封筒に一本ペンを入れておき
開封率を高める、なんていう古典
的なテクニックは、AMEXが考えた
と聞いたことがあるが、その本家
AMEXも真っ青なノベルティ活用法
として、7、8年経った今でも鮮明
に記憶に残っている。

ということで、どうせノベルティを
作るなら、相手を驚愕させて、
長い間記憶に残るような、
ずっと語り草になるような、
そんなものを目指すと良いと思う。
もちろん、お財布と相談しながら、
そして自分たちの哲学と照らし
合わせながら。