旅が世界観を構築していく

一昨日ご紹介した、中村隊長の新著は、
隊長が提供してた「地球探検隊」という
旅を実際に体験した「隊員」が織りなす
様々なエピソードに満ちている。

熱いストーリー、
ハラハラドキドキさせられるドラマ、
正にタイトル通りの展開。

ようこそドラマチックジャーニーへ (わたしの旅ブックス)

そんな隊員の方々の生の声に加えて、
各章の頭に、その章のリードとして、
旅先で撮影されたであろう写真の上に
隊長自身の言葉だったり、引用された
言葉が躍っている。
章のことも「章」とは言わず、
「Shout」（叫び）と名付けている
ところが、実に隊長らしい。

その「Shout 6」にあるリードを、
「引用の引用」にはなってしまうが、
ここに引用させてもらいたい。

人は過去に見聞きしたものからしか
世界を構築できない。
従って、画一的な世界で生きていれば、
画一的な世界しか想像（創造）できず、
人生はどんどん閉じていくことになる。

それは困る！ということであれば、
積極的に外に出て、
異なる世界を見て回る必要があるだろう。

それら世界像の組み合わせによって、
自身の目指す世界も徐々に明確化されてくる。

そうやって内面に形成された世界は、
やがて内側から外側へと世界の拡張を
もたらしてくれることとなるのである。

鮒谷周史　メルマガ「平成進化論」より

世の中に一歩を踏み出すこと。
小さな一歩でもいい、まずは自分の
知らない場所へ行き、
知らない人と話し、
知らないものを食べ、
知らない音を聞き、
知らないものに触れる。

そうした体験の積み重ねが、
やがて世界観を形作る。
ごく当たり前のことではあるが、
人はつい怠けて、昨日と同じことを
繰り返し、事なかれ主義に陥り、
ルーティン漬けになる。
まさに人生「閉じていく」ことに
なってしまうのだ。

そうじゃなくて、
もっとワクワクする方へ、
自分の心が行き（生き）たい方へ、
「行動」することこそが大切！
そんなことを教えてくれたのが
中村隊長であり、鮒谷さんである。

鮒谷周史＠平成進化論｜note

鮒谷さんは、日本でも最大級のビジネス
メルマガ「平成進化論」を約17年近くに
渡って毎日（！）書き続けている超人。
創刊してそう間もない頃から購読し、
読んだり読まなかったりしていたが、
なぜか購読をストップすることは
なかった。
当初は、ご自身も言われる通りの
「ダメダメ」っぷりをメルマガに
自ら晒し、それでもめげない強烈な、
ギラギラとした向上心を読者に見せ
つけるような内容。
それが、タイトルの如く、平成時代が
進むにつれてあれよあれよと進化を
遂げて、今や極めて美しいビジネス
モデルを構築し、更なる進化を遂げ
続けている。

ご縁あって、鮒谷さんから様々な学び
をいただいたが、中でも特に重要な
ものが、行動することの大切さと、
言葉こそが世界を創るということ。
隊長が本の中に引用していた、
知的プロフェッショナルによって
編まれたこの美しい文章を読み
味わって、その学びを改めて反芻
したのだった。

そんな鮒谷さんと隊長は、私が個別に
お二人を知る前からのお知り合い。
ちょっとの勇気を持って、行動を
してみれば、素敵なご縁がどんどん
外へと広がっていく、そんな実体験も
二人にさせていただいた格好だ。

小さいものから大きなものまで、
日常的に「旅」を意識して、
一歩を踏み出して、
新しい世界を見て、
内的な世界観を広げ、
それを外側へと更に広げていく。
そういう自覚的な「旅」を続け、
「メイクドラマ」していくことが
日々を美しく彩ってくれる。