見出し画像

マネジャーとリーダーの違い

小杉俊哉先生の新著、
『リーダーのように組織で働く』
先般2回にわたって紹介した。

今回の出版をプロモーションする
目的も込みだと思われるのだが、
小杉先生があちらこちらでお話を
されている。
木曜日には、「経営者JP」の井上社長
とのトークライブ
が開催され、
オンラインで拝聴した。

本に書いてあることを読むのと、
同じ内容を著者の口から聴くのと、
どちらの体験もそれぞれに良さが
ある。

更にそれらを組み合わせることで、
内容がより自分の血肉になりやすい、
そんな気がしている。

ライブの中で、小杉先生のベストセラー
『リーダーシップ3.0』の中で使われて
いる、リーダーとマネジャーの違い
まとめたチャートが登場した。
本をお持ちでない方のために、
こちらのオンライン記事にも載っている
ので参照いただきたい。

リーダーシップ論の権威である
ウォーレン・ベニス
ジョン・コッターの二人による
定義を参考に、小杉先生がまとめて
いらっしゃるものだ。

上記のオンライン記事では、
そのチャートが登場する前に、
ドラッカーによる定義として、
マネジャー:Doing the things right
リーダー:Doing the right things

という説明がなされている。

ライブでは、これを踏まえて、
下記の内容がチャートに補足として
追記されていた。

マネジャー:物事を正しく行う、HOWが課題
リーダー:正しいことを行う、WHATが課題

この定義が、端的で、かつ非常に
分かりやすい

そして、自身が目指すべきは、
マネジャーではなくリーダーである

そのことを確認させてくれる。

冒頭の写真では、ステージ上に
様々な太鼓が並んでいる。
これを例にとって、マネジャーと
リーダーの違いを説明してみよう。

マネジャーは、それぞれの太鼓に
最適な打ち手を配して、みんなが
想定通りに演奏できるようにする

そんなイメージだ。

リーダーは、誰がどの太鼓を叩くか
よりも、今どの太鼓を打つべきか、
打てる者は誰か、そもそもすぐに
打ち始めるべきか、といったことを
考え、最善手を検討してさっさと手を
付け、集団をガンガン引っ張っていく

イメージになるだろうか。

先の見えない、変化の激しい
今の時代にあっては、
決められた役割を果たすことに
特化しすぎているきらいのある
マネジャータイプでは生き残りが
難しい

自ら、何が正しいかを見極めて、
その正しいことを積極的に実行に
移していくようなリーダータイプ
こそがこの時代に求められる

著書で反芻した内容を、
先生の声を通して再び頭に叩き込み、
じっくり味わう時間となった。

もちろん、ここで止まらずに、
自分の一挙手一投足がリーダーとしての
行動につながるよう、自身を躾けていく

ようにしたいものである。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。