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モヤモヤを言語化するのが大事

違う者同士が、お互いに弱いところを
補完し合う。
強みを出し合う。
すると、1+1が3にも4にもなる。

結婚というのは、文字通り
1+1が3とか4になる行為である、
そんな風に捉えることができる。
お互いの強みを出し合って、
お互いの弱みを補完し合えば、
それはとても素晴らしいこと。

ところが、なかなかそう簡単には
いかないもので、長い間一緒に
暮らしていると、相手の弱みが
許せない気持ちになったり、
相手の強みを引き出そうという
気持ちを忘れてしまったりする。

会社という組織も、家族と非常に
似ている。
1+1が3にも4にも、はてまた
10とか100にすらなり得る。
と思えば、1にすらならずに解散、
なんてこともザラだ。

フォードに始まる大量生産、大量消費
社会は、画一的な仕事を生み、その
画一性を維持推進できる者を「優秀」
とする文化を生んだ。
そして、学校という場所が、画一的な
労働力を効率よく生み出す装置として
最適化していった。

「学校」制度に飼いならされた多くの
人間が、そのまま「会社」という組織
において労働力を提供し、効率よく
大量にモノを生産する一翼を担って、
定年まで働く。

このようなモデルが一般的なものとして
認識されてきた昭和から平成にかけての
数十年。
令和に入った今、この社会の仕組みが
ガラガラと音を立てて崩れ落ちつつある、
その「音」を聞いている人の割合は、
一体どの程度いるのだろう?

従業員を「終身雇用」の名の下で守り
続けてくれる会社は、もはや希少種と
なりつつある。
だから、「雇用は最後まで維持する!」
というポリシーを明言し、実際に貫いて
いる経営者の話を聞くと、それはもう
神様のように感じるのだ。

私が経験してきた会社の数は6つ。
うち、5つは外資系である。
一般論として、やはり外資はドライ、
雇用を守るという意識は薄く、雇用の
前にいかに業績を上げるかが重要。

ポジションが上になればなるほど、
給料も高いのが当然なので、
いなくなったときに浮く金額も大きい。
あっさり
「You're FIRED!!(お前はクビ!)」
となるリスクも大きい。

いわゆる雇用の流動性が、今後益々
高まってくることが確実。
コロナの影響で、雇用維持できない
企業も増えている今、私にはまるで
本当に「ガラガラ」という音を立てて
いるかのように、仕組みが崩れ落ちて
きているのを感じるのである。

そんな時代に必要なこと。
それはやはり、真っ当に生きること。
そして、人に応援される人になること
なのではなかろうか。

人として当たり前のこと。
嘘をつかない。
人に迷惑をかけない。
いつも上機嫌。
笑顔で、周りを明るくする。
自分のことは自分でできる。
困っている人のことを助ける。

それらを、まるで息をするかのように
サラッとやってのける。
そんな人同士が、お互いにひかれあい、
お互いに助け合ってコミュニティを
生成していくのではないか。

コロナ禍で起こった一連のことや
それを受けて自分の中で考えたこと。
田原正人さんの『出現する参加型社会』
を読んで考えたこと。

ドラッカーの一連の著作や、関連する
勉強会から学び、考えたこと。

これまで出会った友人たちから学んだ
自分にはない考え、知見に触れて、
心の中に芽生えてきたこと。

それらを今一度頭の中でグルグル考え
ながら書き出してみたのだが、
他人が読んだらよく分からない文章に
なっているかもしれない。
まぁ、それも良し。
こうしてモヤモヤを言語化し、
行動へと転化することが重要
なのだ。







己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。