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ニッチ

「ニッチ市場を攻めよう」
「その市場はニッチ過ぎる」
という具合に、「ニッチ」という言葉は
ビジネスの現場でよく出て来る。

では、この「ニッチ」という言葉、
語源や本来の意味をご存知だろうか?

恥ずかしながら、私も割と最近知った
クチ。
なんと、生物学の用語なのである。

Wikipediaから引用させていただく。
(太字はこのnoteの筆者)

ニッチ(英: niche、フランス語読み:ニーシュ)は、生物学では生態的地位を意味する。1つの種が利用する、あるまとまった範囲の環境要因のこと。

これだと何だかよく分からない。
Wikipediaの説明は少し分かりにくい
ので、自分なりの言葉で言い換えると、
「食物連鎖のピラミッドの中で、
ある種が特定の幅に収まって、
生存していくための条件」
と定義できる。
これでもまだ分かりにくいかも
しれない、、、

例えば、食物連鎖を単純化して、
植物 → 草食動物 → 肉食動物
という3段階しかないと仮定する。
世の中にこの3種類の生き物しか
いないのならば、この3種類いずれも
1つの「ニッチ」を占めている、
ということになる。

ここでの草食動物であれば、
食べることのできる植物が存在し、
増えすぎた場合には程よく肉食動物に
食べられて、一定レベルの数の範囲に
落ち着くようになっている。

このような概念が、ニッチ市場とか
ニッチ戦略というような言葉で
ビジネスに転用、応用されていると
いうことだ。
そして、その場合の訳語は、
「隙間」
である。

一見、いや一聴と言うべきか、
「隙間」と言われると、
ニッチの本来の語源に沿っているのか
微妙な気がするが、
「隙間」には大きなものから小さな
ものまで、「特定の幅」さえあれば
よいのだから、違和感なく使っても
良さそうだ。

なんてことを考えつつ、念のため
もう一度ググってみたら、
三省堂のウェブサイトに
「壁龕」(へきがん)
という言葉の訳だという説明を発見。

これは、西洋建築における壁の凹み
のことで、壁面や柱を半円とか四角
にくり抜いて、中に彫刻などを
飾れるようにした部分のこと。
正に「隙間」なのだが、結局は
生物学で言うニッチのイメージと
相通じるものがある。

ニッチ戦略は弱者の戦略、
なんて言われることもある。
しかし、自分が生きていく上で
最適な環境としての「隙間」を
見つけ、そこで確実な生存を
志すことは、とても理に適った
やり方に違いない。

世間を今恐怖に陥れている
コロナウィルスや、
SARSのようなウィルスたちには、
ニッチすら与えたくないのに、
今やニッチどころか、マスに
打って出て、誰も止められない。

せめて、今からでも中国との間の
渡航を無期限停止等して、
国家としての責務を果たして欲しい。

ニッチの話がコロナの話に
いつの間にか変わってしまった。
でも頭がウィルスにやられている
わけではないので悪しからず😝

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。