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昭和な雰囲気にひたる
7月半ばに富士山に登った際、
下りて来てから富士吉田の街を
観光させてもらった。
一番のハイライトは、もちろん
新倉山(あらくらやま)浅間公園
である。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114431149/picture_pc_679b19e03f03d0225da7242cd93cfabd.png?width=1200)
今は緑に覆われているが、春は桜の木がピンク色の花で染まり、
富士山は雪化粧をしているので、その絶景度合いを増す。
ここは、「世界中のカメラマンが
死ぬ前に訪れなければならない
21の場所」というランキングで、
なんと第9位を取っている場所。
しかも、18位の京都を差し置いて
日本の中でトップなのだ。
ただ、富士吉田はこれだけではない。
正に今週末行われている「吉田の火祭り」
も有名だし、我々も富士山に登る前に
安全祈願でお参りした冨士浅間神社も
荘厳で素晴らしい場所である。
今回、我々の旅を仕切ってくれた
リーダーが連れて行ってくれたのが、
冒頭の写真などにみられる
「ザ・昭和」な街並みの残る地区。
レトロな雰囲気の商店街である。
昭和感の残る商店街を見た先に
富士山がそびえたっている姿が
エモいのだろうか、訪日外国人の間で
ブレイクしている「本町通り」という
場所がある。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114431207/picture_pc_9773345ddd227304580025c3048ce82f.jpg?width=1200)
みんな道路に出て写真を撮ろうとするために、自動車に轢かれそうになる人が多く、
道路に出ないようにと注意喚起する看板が大書されていた。(写真なし)
その本町商店街と、そこから少し
路地に入った場所にある西裏という
場所が、「昭和」を切り取って、
令和の日本にわざわざ持ってきた
のではないかと思える雰囲気なのだ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114431249/picture_pc_35bfc501546acb7926bc90f4cf6acb8f.jpg?width=1200)
「裏通り」とでも呼びたい感じの「新世界乾杯通り」の看板。
昼間に訪れたので、「本領発揮」した姿は
見ていないのだが、昭和レトロをこよなく
愛する方々に加えて、「日本らしさ」を
そこに見い出す訪日外国人客が訪れ、
カオスになっているのではなかろうか。
本町通りが外国人に受けている理由は、
正直なところ正確には分からない。
ただ、日本人にとってはごく普通、
ありふれた景色に見えるところでも、
外国人の琴線に触れるものがあると
いうことは確かである。
これはある意味、ドラッカーが
言うところの「予期せぬ成功」だ。
そこを捉えて、レトロな街並みを
エモいままに保存しようという
流れになっていると評することも
できそうだ。
実際に街歩きしてみて、
とてもオシャレなカフェがあったり、
外国人にも対応できるよう英語で
説明書きを表に出している店舗が
いくつも見受けられた。
富士山が世界文化遺産に認定されて
今年で10年。
富士山そのものも勿論素晴らしいが、
その麓にある富士吉田も実は隠れた
見どころが多いということを
お伝えしておきたい。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。