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「豆腐バー」開発秘話

現在勤めている会社には、
原則として週3日出社し、
週2日は在宅勤務をしています。

出社した日のお昼ご飯の定番は、
周囲にまともなレストランや
ファストフードがほぼないため、
どうしてもコンビニ頼み

サブスクで取ったBASE BREAD
家から持参し、そこにおにぎりや
スープなど、多少嵩の張るものを
コンビニで適当に買い足す
という
パターンが多い今日この頃。

その買い足すラインナップの常連
「豆腐バー」があります。
手軽にタンパク質が取れるし、
低カロリーに抑えられて、
なおかつお値段もリーズナブル

そんなお気に入りの「豆腐バー」
開発したアサヒコの社長である
池田未央氏
が、その「開発秘話」
語る連載を始められました。

東洋経済オンラインでも、
こちらは取材記事の形で、
「豆腐バー」ヒットへの道筋
取り上げられていました。

上記の「豆腐バー」開発秘話
簡単にまとめてみました。

新商品開発で豆腐の売上を伸ばすために、アサヒコに入社。
菓子メーカーで20年の経験を持っていたが、豆腐業界は初めての挑戦
豆腐市場は縮小し、アサヒコは価格競争で苦戦、社内の士気も低かった。
アメリカ視察で代替肉堅い豆腐に驚き、豆腐市場回復のヒントを得る。
その堅い豆腐はステーキやナゲットに使われ、BBQソースやメープルシロップで味付けされていた。
帰国後、堅い豆腐の開発を提案するも、社内の反応は冷ややか。
水分を含みにくい豆腐の開発に着手し、試行錯誤を重ねた。
2019年春、たんぱく質が一般的な絹ごし豆腐の2.2倍のプロトタイプ完成。
食感に対する評価は分かれたが、若年層には好評
折しも市場では、消費者の健康志向に合わせてサラダチキン(バー)が流行。
そこで豆腐バーのアイデアを思いつき、開発を進めた。

なんと、アイデアはアメリカからの
逆輸入
だったのですね。

豆腐が海を渡って「TOFU」になり、
それが独自の進化を遂げていたのを
アメリカ視察で知った池田氏。

日本では作れない、売れない、、、
部下の冷ややかな反応にもめげずに
細々と開発をスタートしたなど、
今の大ヒットを見ている立場からは、
俄かに信じがたいものがあります。

また、プロトタイプの試食時も、
賛否は半々
だったとのことで、
コンサバな会社だとリスクを恐れて
開発を中止していた可能性が高い

言えるのではないでしょうか。

そこをあきらめずに、
「小さな希望の光」を感じ取って
開発を続け、ヒットへとつなげた
粘り強さと度胸の良さが、
「豆腐バー」成功の大きな要因

あったと言えそうです。

こうしてヒットした道のりを、
PRでどんどん対外発信
している
ことも、ヒットを長く、太くする
上で効果を発揮
するでしょう。

「豆腐バー」、息の長いヒットに
なりそうです。

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