岡野眞人

淡路島/岩屋の休耕田(棚田)で亜麻を栽培しています。亜麻素材を活用した商品開発や、地域…

岡野眞人

淡路島/岩屋の休耕田(棚田)で亜麻を栽培しています。亜麻素材を活用した商品開発や、地域の賑わいづくりを進めています。 https://linum-awaji.com

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  • 淡路島(岩屋)の亜麻栽培

    淡路市岩屋・神戸市垂水区での亜麻栽培について紹介しています。

最近の記事

2023年 淡路島(岩屋)の亜麻栽培/[4]開花後の経過、収穫、種取り

1.開花後の経過(1)淡路亜麻(H-K-A-FLAX)2023年5月半ばに開花し、種を付けた淡路亜麻は、黄色に変色していくものと思っていましたが、予想に反して変色は見られませんでした。気温が急に上昇したせいなのか、原因は分かりません。神戸亜麻とは様子が異なります。 下写真の亜麻は、 開花後50日以上が経過しています。茎は緑色のままです。平均長さは、100cm程度です。 (2)神戸亜麻(H-K4-FLAX’23)5月半ばに開花し、種を付けた神戸亜麻は、例年通り、黄色に変色

    • 2023年 淡路島(岩屋)の亜麻栽培/[3]発芽から開花まで

      1.淡路亜麻(H-K-A-FLAX)(1)発芽(a)発芽率 2023年4月9日、下写真の奥9本の畝では、無事に発芽しましたが、手前4本の畝では、発芽しませんでした。発芽しない原因は分かりません。 水はけが悪く、土壌中の空気が不足したこと、日当たりが悪いことなど、様々な条件が重なったと考えています。 動物が畝を荒らした形跡もありますが、発芽率に影響しているか否かは分かりません。 下写真は、上写真から26日(約4週間)後の状態です。 下写真は、さらに11日(約2週間)

      • 2023年 淡路島(岩屋)の亜麻栽培/[2] 耕運から発芽まで

        1.淡路亜麻(H-K-A-FLAX)(1)耕運作業 2023.2.6 1回目の耕運:2022年12月11日 2回目の耕運:2023年2月6日 地主さんに耕運をお願いしました。耕運機を使った2回の耕運で、足のくるぶしまで沈むほどに、土壌がフカフカになりました。 ただし、微生物による土壌改良が進んでいませんので、効果の持続性は期待できません。今後の課題になりそうです。 (2)畝作り 2023.2.21下写真の通り、全体を手前領域と奥領域に分割し、手間領域に6本の畝を作りま

        • 2023年 淡路島(岩屋)の亜麻栽培/[1]畑を借りるまで

          1.神戸亜麻(H-K-FLAX)神戸での亜麻栽培は、2016年から始まりました。 最初の種が「F1種」だったため、自家採種を続けることが難しくなり、2019年に北海道で「固定種」の種を分けていただきました。この種から育てた神戸の亜麻を「神戸亜麻」と呼んでいます。 (1)神戸亜麻1年目(2020年)北海道の種を神戸の畑に蒔いて栽培した1年目(2020年)の神戸亜麻が「H-K1-FLAX’20」です。コロナ禍で外出を自粛していましたので、写真はありません。 H[北海道]-

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          神戸の亜麻栽培/2016年-2021年

          はじまり2021年、亜麻栽培を始めて6年目になります。ようやく納得のいく亜麻が育ちましたので、これまでの経緯をまとめました。 2016年、地域活性化に取り組む兵庫県内の団体から、試験栽培のための亜麻の種を分けていただきました。その種を、神戸市垂水区の実家の畑にまいたことから、亜麻栽培が始まりました。 亜麻栽培には北海道などの寒冷地が適すると聞きますが、神戸市の気候は、比較的温暖な瀬戸内海式気候です。温暖地域で亜麻栽培に挑戦される方の参考になれば幸いです。 以下は、繊維

          神戸の亜麻栽培/2016年-2021年