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My Favorite Quote#23

"My kids are here. And I think we have the responsibility to show them that people can disagree and still be respectful.”  (Saint Frances)

考え方や意見が違った時に、それでも相手に敬意を払う、相手を尊重する(be respectful)ことができる。それを見せるのが子ども対する大人の責任。

少し前にPrime Videoにあった “Saint Frances"という映画を見ました。30代半ばで、学歴も仕事も人間関係も微妙(と思っている)主人公ブリジットが、フランシスと言う女の子の子守の仕事を通して変化していく物語です。

上の引用文が出てきたのは、ブリジットとフランシス、それにフランシスの母マヤとフランシスの弟である生まれたての赤ちゃんが野外のイベントに出かけた時のこと。マヤが赤ちゃんにテーブルで母乳を与えていると、隣のテーブルにいた家族の母親が肌を露出していることに不快感を覚えて「公共の場でそれやめてくれます?」と言いにくるシーン。最初は言われたマヤではなく、ブリジットが喧嘩腰で立ち向かおうとするのですが、マヤが立ち上がって言うセリフが引用した文です。

そこからハッとする母親、それにブリジットもcalm downして、フレンドリーなフランシスにも助けられて、みんなが救われる。

どちらかが説き伏せるのではなくて、どちらが正しいと双方が自分の主張をぶつけるのではなくて、それぞれのことを聞いて、違いを認めた上で尊重する。「ああ、できなかったな」と思うこともあるだろうけど、心のどこかに置いておきたいと思います。

ところで、この映画の説明を書くときに、フランシスの両親がレズビアンカップルだと記しかけて「これってなんでわざわざ書くのかな?」と違和感を感じたのでやめてみました。男女のカップルじゃないことを特別みたいに書いている気がしたからなのですが、確かに一つのキャラクターではあるから書いてもいいんだけど、とも思いつつ。

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