見出し画像

金欠女の心の叫び

「「お金がない」」
財布を開くたびに隙間風が漏れ出てくる

口に含んだ悲しい隙間風を吐き出しつつ
なんでこんなことになってしまったのか…
後悔に埋め尽くされそうな頭を必死で回してみる

出社時のごはん…
友達の誕生日プレゼント…
推しのライブにDVD…
仕事終わりの一杯…

周りの人から見れば無駄遣いと思われることに使っているけれど、
私には絶対に必要なもの…

そんなにお金がないなら転職すればいいじゃない
深夜まで残業頑張ってるのに報われてないよ

そんな優しい言葉が、どうも響かない
今の仕事に出会う前ならそうしていたかもしれない

でも、今は頑張りたい

コンビニではなく、安いスーパーで買うごはんも
渡したいプレゼントと渡せるプレゼントの折衷に悩むことも
推しのライブやDVDが全種類手に入れられないことも
お酒のアテをやっすいお菓子と自分で作った鶏肉炒めなことも

今はまだ頑張りたいからそれでいい

頑張っている事を認めてくれて
身体の事を心配してくれるのはほんとうにうれしいけどそうじゃない!
今はうたた寝しているところに毛布をかけてくれるくらいの温かさが嬉しい

いつか、お財布をのぞいた時に隙間風を感じていた頃を思い出して毛布が恋しくなる日を夢見て…