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読書家か活字中毒者か?

「本」という媒体は常に身近にあった。
ただし、「読書家」であると自称する気はない。
というのも、世の想像する「読書家」の読んでいるであろう純文学には
ほとんど手を出したことがないから。
文豪の作品を読まないわけではない。
けれど「谷崎純一郎の作品を読んだ」と言っても、それは純文学的な小説ではなく『陰翳礼賛』というエッセイだったりするのだ。
「読書家」を名乗るにはあまりにも深味が足りていないし、
世の「読書家」の皆々様に対してあまりにも失礼であると思う。

それに紙の書籍以外にもネット内の二次創作を読んだりするのも
けっこう好きだったりする。
このあたりはお手軽なジャンクフード感覚で摂取している。
二次創作は特に個人の書き方が特徴的で面白い。
「あ、これ○○さんっぽいな。句読点の使い方と言葉のチョイスが」
とか、何人か読んでいると作者の名前お見なくても分かるように
なってくる。
あと、図鑑や事典、フォトエッセイ、読めないながら外国の書籍を
眺めるのも好きだ。
そう考えると、私は「文字を追う」ことが好きなのかもしれない。
だとしたら「活字中毒者」を名乗ったほうがいいかもしれない。


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