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「弱さ」と繋がり、「弱さ」で繋がる-Pilot04 睡*meさん-

みなさんは、「内向型」という言葉を耳にしたことはありますか。
「内向型」の人には、
・じっくり考えることが多い
・一人で過ごす時間が必要
・外出すると、楽しいことでも休息が必要
などの性格上の特性があります。
今回は、そんな「内向型」の人のための交流カフェを主宰されている睡*meさんにインタビューしました。
最近では、「タロット内省ワークセッション」も始められたとのこと。
一体どんなものか気になりますね…!

―内向型交流カフェはどんなきっかけで始められたのですか?
 元々、読書会を企画して行っていました。ABD読書会っていうものなんですけど、ABDっていうのは「アクティブ・ブック・ダイアローグ」のことです。Webサイトに進め方のマニュアルもあるので、進めること自体はそんなに難しくはないんです。でも、一冊の本を参加者で分担して読むので、本を分けなきゃいけないとか、準備する負担がちょっと大きいかなと感じていました。「内向型を強みにする」という本を使って読書会をしたときに、「居心地がいいな」と思って、そこから「内向型交流カフェ」を始めることにしました。昨年の秋から、月に1回程度開いています。

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―内向型交流カフェはどういうスタイルでされてるんですか?
 基本的に僕はコーヒーを淹れていて、みなさんに自由にお話していただいています。内向型の人って、自分もそうですが、多分、一人でいる方が楽だという人が多いと思うんです。でも、企画してみたら参加してくれる人がいて。最初はお互い必ず緊張するんですが、それを過ぎたら内向型が得意とする「ゆったり深く」の交流が生まれるのが、内向型同士で交流することの良さだと感じています。実生活ではどうしても忙しなくコミュニケーションすることが多いので。また、つかず離れずのいい距離感で交流できることもいいなと思っています。お互いに気にかけすぎることなく、お互い一定のパーソナルスペースがあって、いい意味でサバサバしているというか。無理なくそこにいられる感じがします。

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―子どもの頃の睡*meさんはどんな子どもだったんでしょうか。
 子どもの頃からよく寝ていたみたいで、通知表にも「授業中に寝ていた」って書かれていたくらいです。小学校の頃は、中学受験に向けて夏休みも塾に通って、ずっと勉強しなくちゃいけなくて。覚えていませんが、幼稚園、小学校も受験して入っています。母親がそうさせたかったみたいです。その反動なのか、中学校に入ってからは勉強するのが嫌いになってしまって。中高一貫校だったので高校入試は無かったのですが、大学に入るのは指定校推薦を選びました。
 昔から、特に周りから嫌われることもありませんでしたが特に仲良くなるということもなく。でも、大学生の頃は、仲のいい友人ができて楽しかったです。

―「将来なりたいもの」はありましたか?
 それが、あまり無かったんです。就活はしましたが、「スーツを着ずに働けたら」という感じで…。最初は正社員として働いていましたが、気力・体力ともにあまりある方ではないので、仕事に行って、帰ってきて疲れ切って寝るだけ、休みの日も寝るだけの生活になってしまいました。「このまま続けるのは無理だ」と判断して、今はパートタイム勤務に切り替えて働いています。週に3・4日短めに働いて、休みの日に他のやりたい活動をするという今の生活がベストな気はしています。それでも疲れてしまうときもあることはありますが。あと、仕事ではないですが、職場の方からお声がけいただき、週に1度、引きこもり経験のある方と一緒に活動する会にも参加しています。それに参加されている方に、最近始めた「タロット内省ワークセッション」をお試ししてもらったりもしていて。

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―タロット内省ワークセッションとはどういったものですか。
 まず、ご相談内容に応じ、
・悩みを整理するワーク
・自己評価を俯瞰するワーク
・恋愛、人間関係を整理するワーク
・過去の出来事を振り返るワーク
この4つの中から適したワークを選び、進めていきます。
時間は40分程度で、「ZOOM」というオンライン通話サービスを使って行っています。引いたタロットカードをもとに、自分の心の状態や働きを整理していきます。タロットを使いますが、占いではありませんし、カードの意味に捉われる必要もないと考えています。
 目指すのは、相談者さんが自分の気持ちを言葉にして、自分自身が大切にしたい価値観に出会えることです。
詳しくはこちらhttps://selgma.localinfo.jp/pages/3681411/workshopをご覧ください。

―始めようと思ったきっかけは何ですか?
 今こういった情勢(新型コロナウイルス)なので内向型交流カフェも開催できず、他に何かできないかなと。タロットには以前から興味があり、でも、やるなら占いという形ではない方がいいなと思いました。相談業務みたいなものは、「向いてるよ」って周りの人から言ってもらうこともあったのですが、何かを決めつけることが好きではないし、カウンセラーでもありません。それで、タロットを使うことで相談者さんが自分で自分の気持ちを発見するきっかけになるようにしようと考えました。始めは形式も今とは違っていたんですが、何人かの方にお試しいただき、試行錯誤しながらやってきました。今はだいぶ形が固まってきたなと感じています。

―今後の展望について教えてください。
 もうすぐ30才になるのですが、何となく自分には何も無いっていう焦りがあって。腰が重いタイプではあるのですが、今年は何かアプローチしたいという気持ちがあり、タロット内省ワークセッションも始めてみました。何か方向性が見えたらいいなと思っていますが、自分で選んだ方向に自分で歩んでる感というのは感じています。ワークセッションについては、もっとたくさんの人に知ってもらえたらと思っています。なかなか言葉の説明で分かりにくいものだと思うので、どのように広げていくかというのが課題ではあります。

―最後に、子どもたちにメッセージがあればお願いします。
 子どもたちには、本当に、自分がしたいことをしたらいいということを言いたいです。でも、僕は、どちらかというと親の方に言いたいことがあって。それは、「子どもの気持ちをしっかり汲みとってあげてほしい」ということです。本当に、それは子どもがしたいと望んでいることなのか、強制しようとしていないか、よく考えてほしいと思っています。

―ありがとうございました。
 私も内向型交流カフェには参加させていただき、タロット内省ワークセッションも体験させていただきました。睡*meさんはとっても雰囲気のやわらかい方です。「会ったことのない人とうまく話せるか不安…」という方もいるかもしれませんが、心配しなくて大丈夫です。言葉がうまく出てこなくても、優しくフォローしてくださいます…!私は、気づいていなかった自分の気持ちを見つけて、今後の自分の方向性を定めることができました。
「一人で悩んでいるけど答えが出ない」「ちょっとしんどいかも」という方、よかったら、睡*meさんとのワークセッションで自分の気持ちを整理してみませんか。おすすめです!

Twitter: https://twitter.com/swi_swimmy

「SELGMA」HP: https://selgma.localinfo.jp

     Twitter: https://twitter.com/selgma_weakness

「SELGMA」は睡*meさんが運営されています。ワークショップや交流会の情報はこちらから。




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