PILOTの今昔物語~会社を創設したからわかること~<インタビュー/代表取締役編:その2>(全3回)
こんにちは、東京でWEBサイト関連の制作を行なっているPILOTです。
前回のnoteに引き続き、PILOTを一番近くで見守ってきた、
弊社代表・井ノ部のインタビューの第2回目をお届けします。
▼インタビュー/代表取締役編(全3回)はこちら
はじめましてWEB制作会社のPILOTです。<その1>
人が成長する会社ってどういうこと?<その3>
どちらのnoteから読んでいただいても大丈夫な構成になっています◎
それでは、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
<インタビュー回答者>
PILOT代表取締役 井ノ部 研太
東京大学 文学部出身。PILOTの代表社員であり経営者。
2003年に現(株)インターファクトリーを同僚3人で創業、取締役として企画営業を担当し、多くのECサイトの構築を手がける。
その後、コンシューマー向けサービスを作りたい想いから、
株式会社PILOTを2005年4月に創業。
■ PILOTを創設した経緯
ーー社長に向いてるからやらない?
(株)インターファクトリーを3人で作って、そこで取締役をしていた時に、会社を作らないかって持ちかけられて、「井ノ部さん社長に向いてるからやらない?」って。
まぁ、PILOTを創るきっかけをくれた僕の恩人にあたる人からね。
元々、今のPILOTの経営理念にも入っている「with」が強い、コンシューマー向けのサービスを作りたいってのがあったから、
会社にして、システムよりもフロントに近いところのWEB制作をやろうとなった。
それがPILOTなんだよ。
■ 15年間の山あり谷あり
ーー今のPILOTの土台となった出来事
2007年頃が一番大変だった。
2つの大きな失敗があって、金額が大きなプロジェクトの失敗と、取引先が潰れて料金を丸々取り損ねてしまう失敗。
そのことを今考えると、運も悪いけど、でも運に委ねちゃっている自分たちもいた。
リスクに対する考え方が甘かった。
結局無理できないくらい追い詰められて、リストラせざるを得なかったし、事業も一旦縮小したんだよね。
本当に精神と金銭どちらも辛くて、90%潰したい気持ちがあったけど、
その当時お世話になっていた方に「会社を潰すと、本当にみんなが悲しむ」って言われて、ね。
僕としては会社を潰した方がぜったい楽だったし、自己破産してもまだ31、2歳だったから、自分で稼ぐ自信もあったんだよ。
まぁ結果としては、地続きでやってて良かったんだけど。
そういう逃げないところが、うちの信頼の底辺になったのかもしれない。
PILOTとしては、トラブルがあったら覚悟を決めれば良いだけだし、
大したことないって肝が据わったよね。
ーーホントよく続いたなって
当時のことは僕にとってトラウマだし、やっぱりリストラなんて絶対にしちゃいけないというか、社員の信頼を裏切っているからね。
この会社でいいんだなって入ってくれた子たちに、会社がダメになったから、会社を倒さないために辞めざるを得ない状況を作ったのは、経営者として申し訳なかった。
社員に対しての裏切り(リストラ)を1回やってしまったことは、すごく責任を感じてる。
大変な時期に辞めていった子たちは、今も同じ業界で活躍しているんだよ。それが救いになってる。
PILOTで経験したことが活かせたんだなって思うと、今いるメンバーにも
他で通用する人材になって欲しい想いがあるよね。
10周年迎えた時はホントよく続いたなって思ってて、簡単には倒れない会社になった手応えもあった。
それが良かった。
■ 経営者としての考え方、ポリシー
ーー社長をやりたいタイプではない
こう言うとあれなんだけど、僕自身は、社長をやりたいタイプではないし、そもそも資本主義とかに懐疑的な人間であるので…。
他にやる人がいなくて、僕がやるのがいいんだったら、やりますよって感じ。(少し悩んだ表情を見せながら)
会社って色んなものがあるんだけど、創業者がワンマンになる会社もあれば、国家的な感じで、いろんな役割を持った人が方針を決める会社もある。
あと、何十年と続く企業、創業者もいない会社は、割と民主主義的になってるよね。
そう考えると、僕みたいなタイプはちょっと特殊なのかもしれないね。
ーー自分がされて嫌なことは絶対しないし、したくない
どういうことかと言うと、
会社の意思決定というのは最終的に、代表取締役がやっていくんだけど
ワンマンであれば、自分の意見がそのまま通っていくわけじゃない?
だけど僕は、自分の意見を通す必要を全く感じないんだよね。
ただ代表社員として、僕が社員だったら我慢できないことは、したくないというのがある。
パワハラとかもそうだけど自由を束縛されるとかが嫌。
自分がされて嫌なことは絶対しないし、したくない。
なぜなら、社長だけど社員だと思っているから。
社長特権でやるとかはあまりしないようにしている。
なるべくPILOTのルールに従ってやってるつもりなんでね(笑)
それが僕の一つのポリシーではあるよね。
ーープロの経営者を目指すべきなんだなって
PILOTの成り立ちには株主が結構いて、じゃあ僕は何ができるかってマインドセットした時に、プロの経営者を目指すべきなんだなって思った。
もし自分が独裁を振りたかったら、出資なんて受けない方がいいし、
100%自分の株でやっていれば、好き放題やっても誰も文句を言わないんだよね。
でも株主がいるとそれができない。
株主の意見を受けるし、経費もクリーンでないとダメ。
本来どんな状況でもクリーンであるべきなんだけど。
僕の場合、自らの出資が100万円。
残りはお金を集めながら会社を経営してっていう責任は、
代表社員として負っているけど、僕はけっこうポジティブに捉えていて、
自分の原動力になってるよ。
インタビュー(代表取締役編):その3(全3回)を近日公開予定。
「人が成長する会社ってどういうこと?」をお届けします。
■ noteスタッフ
アカウントプランニングチーム(通称:APチーム)
・書いた人:まつお(@mm_pilot_inc)
・録音:岡村(@pilot_inc_oka)
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