見出し画像

3・20、またはおしゃべりが俺を大丈夫にする

 3月20日(月)
 実家で起床。肩甲骨辺りの凝りが大変つらい。昨日のコストコの残りで朝ごはん。noteを書いて、しばしのんびり。母としゃべったり。早めの昼食をお願いしていたので、用意してくれたものをいただく。卵焼き、お味噌汁、水菜と豚肉の煮物、いかなごのくぎ煮。実家ごはん、助かります。

 12時半ごろの電車で帰るので、それにあわせて送ってもらう。いつもそうで、この車中での母との何でもない会話がいちばんしゃべりやすい。みんなに、あと+100年の寿命があればいいのに、と思う。なんだかこのようなことは中学生くらいのときからときどき考える。愚にもつかないこと。「まぁ、ちょっと頑張りな」と、良い感じに背中を押してもらう。合点だ。

 スマホ見たりうとうとしたりして、電車を乗り継ぎ、14時に待ち合わせ。この期間中よくしゃべり相手になってもらっているK。絶賛育休中。「もうすぐ4月が来るなぁ、嫌やなぁ」と全力で言い合える。見つけてくれていた可愛らしいカフェに入り、2時間半ほど思いつくまま色々しゃべる。まだ20日。もうすぐ4月とはいえ、まだ3月20日! 休んでいる間まだ会えるよな! と言い言い、またねと別れる。

 ウラウラ聴きながら一旦帰宅。なんだか腹が減っていたので、駅構内の和菓子屋でおはぎ2つ買う。3日ぶりの自宅。早速、いつぶりに使うのか分からない急須で、古い日本茶を入れておはぎタイム。身だしなみを整えていたら、そろそろ良い時間。

 今日はまだ予定があって、というか昨日、急遽連絡をした。かつての同僚O、が、4月からまた同僚となるすなわち同じ職場になるのだ。これは会って話さないわけにはいかない! 19時、駅に降り立つと間もなく退勤間もないOが車で到着。

 「4月からそっちに異動になった!」と言うと大きく喜んでくれた。そして「なんかそんな気がしてんよ!」とさすがの勘の鋭さ。「このタイミングでこういう連絡やから、もしや、と思ったんよ~」と。そこからはお互いニコニコとドライブ。「で、結局どこ行く? ラーメン食べたい」とO。気づけば僕の家のすぐ近くのラーメン屋が目的地に決定。

 おはぎ2つがまだ腹に溜まっているが、一杯食べる。Oは当然のごとく替え玉。御見それします。「甘いもの食べたいぞ」とのことだが、なかなか遅くまでやっているカフェはなく、僕のよく行くMカフェ。とっくに満腹なのだが付き合い、スフレパンケーキとカフェオレ。Oは途中で2巡目指名、アイスコーヒーとポテト。御見それします。

 とにかく、新天地にこの頼れるヤツがいることの安心感。他にも安心できる人がいる。起こり得るシナリオとしては完璧だと改めて思う。「4月からまたよろしく~」と手を振って別れる。

 春は夜歩く時間がいっとう好きで、今日のひと時たちも相まって軽やかな帰り道。シャワーを浴びて、さっと布団に入る。珍しく布団の中で読書。もちろん「坂の上の雲」。窮することなくすーと寝入る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?