10年の読書体験の振り返り
2014年から書き始めたこの読書記録が10年経ったので、この間を振り返ってみた。
この10年で695冊読み終えていた。仕事やプライベートで慌ただしい時期は年間で40冊弱だったものの、平均すると1年で70冊ほど読んでいたことになる。ドストエフスキーなどの長編も1冊でカウントしているので、実際はもう少し多いだろう。
10年前は『小説』をよく読んでた。近年は小説を殆読めてないのがもったいない。
読みたい小説は山程あるけど、まったく山から取り出せない(柴田元幸氏の翻訳本や川上弘美氏、川上未映子氏、朝井リョウ氏、辻村深月氏など。カラマーゾフや内田百閒先生も再読したい)。文庫本をカバンに詰め込んで移動中に読むようにしよう。
『興味』には趣味や教養的な本、画集やその場で消費するような本も入れてるので、多くを占めていた。この分類は過去に遡って、分類を振り直すべきなのかも。
『科学(ここでは自然科学)』がかなり少ない。仁科芳雄の伝記を読んで励起された自然科学熱をもとに、来年は量子力学、統計力学、熱力学を読み直して、自然科学の知のアップデートをしよう。
NISAを始めた時期に『投資』を集中して読んでいた。その後は年に数冊よんで知識のメンテナンスをしている感じかな。
知財関連書籍も含めた『ビジネス』は約13冊/年と、コンスタントに読めている。来年以降もこのペースで読んでいこう。
2014~2023年 とくに印象にのこった5冊
・カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー
・細雪 谷崎潤一郎 中央公論新社 1983
・死すべき定め アトゥール・ガワンデ みすず書房 2016
・励起 (伊藤憲二) みすず書房 2023
・なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない 東畑開人 文藝春秋