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【活動報告】#ピルコンルーム no.35「#ピルコンユースフェス 人を動かす伝え方」発表団体からの活動紹介&メッセージ!

このnoteを開いていただき、ありがとうございます!ピルコン学生インターンのごっしーです。
このnoteでは、ピルコンが主催するユース世代向けオンラインイベント「#ピルコンルーム」のレポートをお届けします📝

9月に開催したピルコンユースフェスでは、なんと2日間(1日目オンライン/2日目対面)合わせて103名の方にお申込みいただきました!
イベント当日の様子やゲストトークについては、こちらのnoteをご覧ください👀

今回のnoteでは、2日目の対面イベントでご自身の活動について発表していただいたユース団体の皆さまからいただいた、活動内容の紹介と読者へのメッセージをご紹介します!
イベントに参加できなかった方、今後イベント参加を迷っている方、もちろん参加してくださった方も、ぜひ最後までご覧いただけますと嬉しいです😊

💡オンラインイベント「#ピルコンルーム」って?
NPO法人ピルコンが主催するオンラインイベント「#ピルコンルーム」。大学生や若手社会人などのユース世代を対象に、身近な性をテーマに安心して語り合いたい方向けに開催しているイベントです。イベントの後にはアットホームな交流会「ほうかごピルコン」も開催しているので、性や性教育について気軽に話せる仲間がほしい方におすすめのイベントです。


#ピルコンユースフェスとは?

「#ピルコンユースフェス」は、主にオンラインやSNSで社会課題や性教育についての活動を行ってきたユース世代を対象にしたイベントとして、2日間に渡って開催しました!

2日目の対面イベントで、ゲスト3人によって行われたトークセッションの様子
2日目対面イベント ゲストによるトークセッションの様子

2日目の対面イベントは「人を動かす伝え方」をテーマに、助産師・性教育YouTuberのシオリーヌさん、雑誌「IWAKAN」編集部のAndromedaさん、「#しかたなくない」プロジェクトの落葉えりかさんをゲストにお招きし、発信内容の作成~発信までのプロセスで特に意識していることや、ヘイトへの対策、セルフケアで心掛けていることなどについて、お話を伺いました。

また、ゲストの方々だけではなく、社会課題や性教育について精力的に活動されているユース団体の皆さまにも、ご自身の活動についてお話いただきました!
今回は、活動発表にご協力いただいた4団体の方々から届いた、活動紹介と読者の皆さまへのメッセージをご紹介します✨

【発表団体①】UT RISEさん

UT RISEさんのロゴ。青い背景に、黄色い太陽が昇るデザインです。

▽活動内容
UT RISEは東京大学を女性や性的マイノリティなどのマイノリティを含む誰にとっても安全な大学に変え、社会全体の変化を促すことを目指して活動している団体です。東大への提言といった活動を通して、東京大学の環境改善に取り組んでいます。また、イベントや勉強会の開催やSNSの発信を通して、様々な問題を可視化し、問題意識を高めることにも力を入れています。

▽イベントの感想
ゲストや参加者のみなさまのお話は大変勉強になりました。私たちも活動への向き合い方や発信の仕方などで悩むことも多く、ゲストや参加者の方がどのように社会問題に向き合ってきたのか、普段どのようなことに気を付けて発信しているかといったことを知ることができ、これからの活動のヒントをたくさんいただけました。
また、他の団体や参加者の方と交流し、今後も続いていくつながりをつくることができたことがとても嬉しかったです!様々な問題に向き合う方との交流を通じてとても勇気づけられたと同時に、今後協力して活動を進めていくきっかけができました。このようなイベントに参加する機会をいただき、ありがとうございました。

▽イベントで得たことを団体に共有してみた反響
様々な団体やゲスト、参加者の方と交流ができ、私たちが進めているプロジェクトに関心を持っていただけたことを喜ぶ声や、これからも交流を継続したいという声がとても多かったです。また、今回のイベントでいただいた、発信の仕方についての情報を参考にして広報を行っていきたいと考えています。

▽読者へのメッセージ
今回のイベントでは、活動している自身の心や身体を大切にし、無理をしないことの大切さをゲストの方が強調していらっしゃったことが印象的でした。読んでくださっているみなさまにもこの点ををお伝えできればと思います!
もしUT RISEにご関心を持っていただけましたら、SNSでイベントや活動の情報などをぜひご覧ください!
こちらのリンクにもSNSなどの情報がございます!
11月には東京大学の学園祭である駒場祭で映画上映や展示などのイベントを開催いたします。また、12月以降にも講演会などを予定しておりますので、ぜひご参加ください。

【発表団体②】ICU 生理メジャーさん

ICU 生理メジャーさんのロゴ。緑色の背景に、子宮の形を模したデザインです。

▽活動紹介
男性メンバーが抱いた、生理中の友人に対して何も出来ないことへの無力感から始まったプロジェクト。生理非当事者に対し、生理ついて知る/考える/話し合う機会と環境を提供することを目標とする。
インスタグラムでの生理に関する知識・メンバー間での議論の発信、学内での生理に関するイベントを開催(予定)。

▽イベントの感想
自身が活動の中で抱いていた、「社会問題への関心・社会課題への責任感をいかに社会に出ても抱き続けるのか」という問いへの答えのキッカケを頂くことが出来ました。加えて今回のテーマでもある「伝え方」という文脈においても、紙媒体を用いるIWAKANの方や、動画を通じて性教育を届ける方など多様な「伝え方」に出会うことが出来たので、大変豊かで学びのある時間を過ごすことが出来ました。

▽読者へのメッセージ
「生理」と「非当事者」との距離を少しでも縮めるために日々活動をしています!ぜひインスタグラムのフォローをよろしくお願いします。

【発表団体③】#就活セクシズムさん

就活セクシズムさんのアイキャッチ画像。就活で強制される服装や外見に関するマナーにNOと主張する画像です。

▽活動内容
就職活動時の服装・マナー指南における男女二元論や性差別に反対する、オンライン署名活動を中心とした運動。大手スーツ販売店や就活サイト、就活指南の書籍を出版している出版社や、専門学校や大学などの教育機関、新卒採用を行っている事業者に働きかけをしている。

▽イベントで得たことを団体に共有してみた反響
今回のイベントの中で、「現在学生の立場であるが、働き始めてからも活動と両立していくにはどうしたら良いだろうかと考えている」という悩み相談がありました。我々チーム内でも、「まさに、時間の余裕がなくて、他のことにも一生懸命に生きなきゃいけなくて、どうやってモチベーションを保つのか、と思いながらやってきてます」という意見が挙がりました。これは、生活の傍ら活動をするすべての人たちの永遠の課題ですよね。

▽読者へのメッセージ
私たちは、幅広い年代のメンバーを含む市民団体で、それぞれが、生活の傍ら、できるときにできることをやっています。年齢によるジャッジや、先輩後輩といった上下関係はありません。メンバーの中で誰が多く発信しているとか、誰が名前や顔を出して発信しているとか、そういったことに関しても、ジャッジしたり差を作らないように心がけています。同時に、それぞれの年齢や立場のことは頭の片隅に入れてコミュニケーションをしています。
新卒一括就職の当事者よりも一般的に年齢が上とされる世代のメンバーは、自分がその渦中にあったときから長い時間が経って、やっと自分の受けてきた差別に気づいて、声を上げることができました。差別に対して怒り、声を上げることに、早すぎる、遅すぎるなんていうことはないし、どういった立場の人がいつ声を上げてもいいと思います
学生が意味の分からない就活マナーに苦しめられる現状に、継続的に腹を立てている人たちは、ここにいます。

【発表団体④】Youth Gender Studiesさん

Youth Gender Studiesさんのロゴ。ひまわりの中心に団体名が記載されています。

▽活動内容 
「ありのまま、自分らしく輝ける社会」を実現するために、義務教育へのジェンダー教育導入を目指しています。具体的には署名活動やSNSでの情報発信、中学校高校への出張授業や各種イベントの開催などを行っています。

▽イベントの感想 
今回は伝え方に焦点を当ててのお話やワークショップでしたが、団体としても個人としても非常に参考になりました!
特に性の話題を公に話す際のヘイト対策についてのゲストトークが興味深かったです。発信とヘイトは切っても切れない関係であり、それにどのようなマインドで立ち向かえば良いのかを考えるきっかけになりました。
また、なぜ自分がその意見を発信したいのか、なぜ意見を持ってるのかの理由を深掘り自分と発信についても考えていきたいと思います。今回は貴重な機会を本当にありがとうございました! 

▽読者へのメッセージ 
私たちYouth Gender Studiesは、結成から3周年を迎えました。ジェンダーやフェミニズム、性教育に関心があるメンバーが集まり、結成当時から変わらずジェンダー教育の推進や義務教育課程への導入を目指して活動しています。 
コロナ禍にスタートした私たちは、なんとなく感じてきた社会へのモヤモヤを「ジェンダー」という視点を通して、SNSやオンラインイベント等を用いて発信してきました。 性教育、ジェンダー教育、またその他多様な性に関するトピックを通して"私たちの権利"について学び、考えることは、それぞれの権利や性を守ること、自分らしくキラキラと生きることに、繋がると私たちは考えています。 私たちの目指す社会の実現に向けて、私たちを応援してくださる方々やピルコンさまなどの同じ志を持つ他団体さまと共に活動を進めていきたいと思っています。 
ご興味を持ってくださった方は私たちYouth Gender StudiesのInstagramをご覧ください! 

発表団体の皆さまからのメッセージを読み、私自身もピルコンで性教育に携わる者として、とても勇気づけられました。
ご協力いただいた発表団体の皆さま、本当にありがとうございました!!

次回の #ピルコンルーム

#ピルコンルーム no.36「泌尿器科医から学ぶ #男子の性」を、11/6(月)19:30~21:30、オンラインで開催します。ゲストは泌尿器科医の内田洋介先生です。

次回の #ピルコンルームは、11月6日(月)19:30から、オンライン(zoom)で開催します✨
テーマは「泌尿器科医から学ぶ #男子の性」
現在、社会的にも大きく取り上げられている男性の性被害や、信頼できる性情報の得づらさといった課題を踏まえ、「男子の性」に関する正しい知識や性教育について、一緒に考えてみませんか?

お申込み・詳細はこちらから!
皆さまのご参加をお待ちしております😊

ピルコンからのお知らせ

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それでは次回もお楽しみに! 
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この記事を書いた人⇒ごっしー
早稲田大学文化構想学部の4年生。生まれた環境や性別にかかわらず、全ての人が正しい性の知識や望む手段にアクセスできる社会を目指して、ピルコンフェロー/インターンとして活動中。


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