レッスンオーディションに合格するには①

最近、ヨガインストラクターの資格養成コースのフォローアップ研修にお招き頂く機会がありました。ゲスト講師としてスタジオオーディションについて、質問を受けました。私はスタジオ経営もしていますので、レッスンをする側の視点と合わせて2つの視点でお答えをしていきました。

①「面接にあたり、どこを見られているのか?」

先に結論を述べると、 "誠実さ""可愛らしさ""一緒懸命さ"につきます。
資格を取ったばかり、まだ間もない頃であれば、この3点を意識されると必ずレッスンをする機会が得られると思います。

資格を取ったばかりの状態は、運転免許で言えば若葉マークの付いている状態です。そして、オーディションをする側の人は、たくさんの人にこれまで出会ってきています。自分を大きく見せようとすればするほど、この人は虚勢を張った人で、他人にマウンティングする気質なのだろうと悪印象を与えてしまいます。卑下する必要もありませんが、強がる必要もありません。

Aさん「まだ資格を取ったばかりで経験は浅いのですが、一所懸命頑張ります。毎回、参加くださった方とコミュニケーションを取って、1回1回レッスンが上手になっていくように努力します。よろしくお願いします」

Bさん「私は◯〇ヨガの資格インストラクターで、キッズ〇〇ヨガティーチャー、〇×メソッドのレベル2マスターです。キャリアは20年で、週6回、毎週20レッスンおこなっています。どこのスタジオでも、私が一番人気です。交通費は全額出していただかないと引き受けません。レッスンフィーは、〇〇円以上欲しいです。よろしくお願いします」

もしあなたがオーディションをする立場であれば、どちらの人と一緒に働きたいでしょうか。Bさんからは、かなり面倒くさい印象を感じると思います。こんな人いないだろう、と思うかもしれませんが実際にこういう人の面接を何度かしています。Bさんの性格が悪いという訳では実際なくて、緊張した時に自分を大きく見せる、マウンティングするマッチョ志向な癖がついてしまった人ということが面接でわかります。AさんもBさんもどちらも一所懸命です。どちらも良い人かもしれません。でも、スタジオ経営側の立場として、レッスンを依頼する場合は、目の前のお客様にこういうスタンスで接することがあるだろうBさんにはお願いはできません。

私なら、成長の伸びしろをより感じられるAさんにレッスンをお願いすると思います。

この文章を読んでくださっている人の中には、緊張すると言葉数が多くなったり、話すスピードが速くなる人もいるでしょう。言葉を選んで話すような気持ちで、少し控えめにされるとよいでしょう。傲慢な人、気がきつい人と勘違いされるのを防ぐ効果があります。反対に言葉数が少なくなってしまう人は、ゆっくりで言葉数も少なくてもいいので、相手に明瞭に聞こえる声で話すことだけ意識してください。


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