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グループレッスンで"何が"起きているのか

ボディワークの定義

ボディワーク(グループ)では、"何がおこなわれているのか"

グループレッスンは、前回の記事に書いた個人セッションより開放的で、より手軽です。ヨガやピラティスは、フィットネスクラブなどでもおこなわれている身近な運動です。ですから、なんとなく「ああいう感じかな」と経験したことがない人も想像しやすいのではないでしょうか。

でも、想像しやすいからこそ、より誤解を招きやすかったり、軽んじられていたりする気がしなくもありません。

ボディワークとして/フィットネスとして

ボディワークとしてのピラティスは、個人セッションと同様に「身体を介して、心と身体に働きかけるもの」として機能しています。フィットネスとしてのピラティスは、心に働きかけるものではありません。もちろんスッキリしたり、楽しい気分になったりはするでしょうが、あくまでも身体を介して身体に働きかけているものになります。前回の記事の質感に似た色味で、グループレッスンでも心と身体に対して機能しているピラティスが存在しています。それがボディワークとしてのピラティスセラピーとしてのピラティスになります。フィットネスクラブではほぼおこなわれていない類のピラティスが、ボディワークとしてのピラティスと言えるかもしれません。

断っておきますが、僕自身はフィットネスも大好きです。純粋にパフォーマンスを高めたいとか、思いっきり汗をかきたいなど思って、フィットネスの時間を持っています。だから、フィットネスを軽視している訳ではありません。シンプルに違うものを違うものとして分けた方がいいという考えを持っているだけなのです。その方が、目的に応じて選択できるだろう、と思うからです。

実際、この記事を書く直前、ジムで全力でバイクを漕いできました。汗が滝のように出るあの快感も大好きで、爽快でした。

ただ、違う。それだけの話なのです。

レッスン後の風景

今回、お二人の参加者から許可をもらって撮影させて頂きました。

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レッスン後、伸びやかさしなやかさを手に入れてスッキリされた印象のAさん。

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「どこが疲れているかなど、忙しすぎて今の自分がよくわからない」と、レッスン前はおっしゃっていたBさん。動きの中で緊張から開放されて、本来の自分自然な状態を取り戻された様子です。

個人セッションの時の記事と同じようにレッスン前の写真を撮っている訳ではないので、前後の比較はできません。でも、きっと画像から伝わるものがあるはずです。

レッスン中の風景

ほんの一瞬ですが、協力頂いてグループレッスン中の一部分を写真で撮ってみました。

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ヒップロール(ペルビックリフト)の姿勢から、リブケージアーム。腕の動きをつけています。"身体の中で何が起きているのか"に焦点を当てながら動くのがボディワークとしてのピラティスの特徴です。同じ動きでも頭の中で考え事をしていると、ボディワークとしてのピラティスで得られる身体変化は起きません。"インテンション(意図)"がとても重要どころか、"インテンション(意図)が全て"なのです。

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パペットアームからチェストリフト、そこからレッグスライド。ここから...とシンプルな動きを積み上げていきながら、難度の高いエクササイズをおこなっていきます。骨の動き筋肉の収縮呼吸その他。身体のさまざまにインテンション(意図)を持ち、感じつつ動いていきます。

過去何か大きな整形外科的疾患を持っていても、その他持病があったとしても。太っていても痩せていても、高齢者であっても...基本的にどんな人でも"自分と向き合う気持ち(最低限の集中力)"さえ持っていれば、ボディワークとしてのピラティスをおこなうことができます。スマートフォンでゲームをしながらジムのバイクを漕ぐことや、家でストレッチはできますがそうはいかない。だからこそ、得られるものがある。だからこそ、起きる変化があるという感じでしょうか。

最後に

グループレッスンは大阪で、水曜日と木曜日の夜19時から大阪梅田でおこなっています。興味がある方は、ご連絡ください。

少し僕がサボっていて、中身更新できていないところもありますが、料金体系その他おおよそイメージしてもらえると思います。基本、僕の提供している価値は、前回の個人セッションとグループレッスンの2つになります。

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