ヨガやピラティスの先生になる人たちへ⑧

このnoteはヨガやピラティスの先生になろうという人、もう既に先生になってレッスンをし始めている人向けに書いています。

3月24日現在、フィットネスクラブはウェイトレーニングなどのできるジムエリアは利用できる状態で、グループレッスンなどをおこなうスタジオエリアは休止中であることがほとんどだと思います。ヨガやピラティスのスタジオも中には営業停止している場合もあるようです。

私は週1回、ティップネス丸の内スタイルという店舗でレッスンをしています。このレッスンと前後に個人セッションをおこなうこともあれば、このレッスンだけのために東京出張することもあります。飛行機のチケット代なども考えると、レッスンの休止が続くと経済的にはマイナスです。また、個人セッションは、飲食店やホテルを経営されている方が経済的な事情で続けるのが難しいとおっしゃられる方もいました。そういう形での別れは、悲しいものです。グループレッスンも月謝制でおこなっていますが、会員数が減ってしまったりあまり良い状況ではありません。フィットネスクラブでのレッスンを中心にお仕事している人は、もっと大変な状況だろうと思います。

もしご主人がおられたり、実家暮らしなどでご飯を食べるのには困らない状態であれば、波が過ぎ去るのを静かに待ってください。3.11の時もそうですが、この先も晴れる日が来ないといった終末思想に侵されないようにしてください。

自宅で静かに本を読んだりトレーニングして、セミナーやワークショップに参加したりして技量を高めておいてください。今勉強するには、最適な時期です。またこういう緊張下にあると自分自身のストレスに気づけないことが恐ろしいのですが、絶対に自分の心身の状態は良くないと思っておいてください。セラピーやセッションを受けたり、睡眠時間を増やしたり、自分を癒すことを忘れないでください。

家族や他人と喧嘩しないように、相手の状態も自分自身の状態もイレギュラーな訳ですから、適切な距離を取って、また何かがあっても受け流すように心がけてください。イライラして子供に八つ当たりしてしまったり、親と喧嘩してしまったり、友達とギクシャクしてしまわないように。仕事のことをSNSで愚痴ったり、不平不満を投稿しないように気をつけてください。

こういう時に落ち着いていて、足が地についているからボディワーカーなのです。実際は難しいかもしれませんが、瞑想する時間を増やしたりしてグラウンディングするように日々心がけてください。

もし、一人暮らしをしていたり、家族を養う立場だったり、生活がかかっている人もいるでしょう。大変な状況であれば、銀行や公庫など適切な機関からお金を借りてください。親や親戚に頼れるなら、頼ってもいい場面ではないでしょうか。金銭的に苦しい場面で、グラウンディングするのは不可能に近いです。この状況が半年や1年続いたとしても生きていけるだろうという程度のお金を、借金などして確保しておいてください。

グラウンディングできていない時の思いつきの行動ほど、その後の自分を苦しめることはありません。まず自分を落ち着かせることを、優先して生活を送ってください。

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