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下っ腹が出ている人は、ダイエットしても意味がない

ヨガやピラティスのインストラクターとしてレッスンをはじめると、色々な人が皆さんのレッスンに参加するようになります。過去の私たちがそうであったように、参加される人たちには何かの動機が必ずあります。「なんとなく」と答える人もいるかもしれません。ですが、本人が気づいていなかったり、忘れてしまっているだけで何かは必ずあります。

例えば、「下っ腹が出てきたのが気になって...」と姿勢や見た目についての改善を期待していることを聞いたとします。「より美しく、綺麗になりたい(カッコよくなりたい)」と思うのは、すべての人に共通する欲求です。

皆さんは「外見をより良くしたいんだな」と、1つの情報を受け取ったことになります。でも、それで終わらずに「腰痛など、何かあったりしませんか?」と聞いてみてください。

"下っ腹が出ている(ことが気になっている)人"の多くは、腰痛を抱えています。

反り腰

「部分痩せはできません」と、ダイエットのスペシャリストがメディアなどで発言しているのを聞いたことがある人もいると思います。それは裏を返せば、「部分的に太ることはない」ということでもあります。

下腹部だけが部分的に太った気になっている人は、実は反り腰になっていて、お腹を前方に突き出している(突き下げている)ことが原因であることが多いのです。反り腰になっているということは、神経が圧迫されて、その周辺に痛みがある可能性が高いので「下腹部が出ている=腰痛がある」という仮説が成り立ちます。

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左の状態で下を向いて自分のお腹を覗きこんだり、あるいは鏡に映る自分を眺めてみて、下っ腹が出ているといったように感じているケースが多いのです。横からこうして見比べてみると、いかにも腰痛を持ってそうな印象を感じないでしょうか。

もちろん、痛みを感じるのは"脳"なので、痛みを感じていないケースもあります。でも、反り腰になっているのは確認できるはずです。そういった状態の人にどういったヨガやピラティスを提供すればいいでしょうか?きちんと勉強してきた人なら、答えは簡単です。

そうして頭を整理していくと、「下腹部が出てきた」といった悩みを聞いて「気にならないですよ」と流したりダイエットサプリを薦めることが、的を射ていないことがわかると思います。ヨガやピラティスといった動きのスペシャリストなのであれば、これまでに学んだその動きによってそれを解決していくことができるのです。

【東京青山開催】物語のようなレッスンをできるように
◇日時 2020年4月5日14時〜19時45分(20時完全退室)
◇会場 sugata青山 東京都港区南青山1丁目11−26
◇参加費 27,000円(税込)
※アーリー・バード割引として、2月29日までに申し込みくださった方は、5,000円割引の22,000円で参加いただけます。
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